通信要件一覧(FWルール表)
説明
ゾーン定義とゾーン間ポリシーを先に決め、個別ルールをその例外として書くFWルール表。送信元・宛先・サービスが any の行と、有効期限が過ぎた行には自動で色が付きます。★ゾーン間ポリシーに「≠(この区間はFWを通らない)」の記号を持たせてあります。VLAN間ルーティングをコアスイッチで行う構成では社内セグメント同士の通信がFWまで上がってこないため、ここを「×」と書くと止まっているつもりで素通りします。効かないルールの例と、棚卸しでヒット0からそれを見つける流れまで記入例に入れてあります。AD認証の内訳やIPsec・vSphereなど、毎回調べ直しているポート番号を約60件収録済み。FW機種を問わず使えます。
使い方
★まず「FWを通る区間」と「通らない区間」を分けてください。ここを取り違えたルールは何を書いても効きません。ゾーン定義→ゾーン間ポリシー→通信要件一覧の順に埋めます。送信元・宛先はアドレスオブジェクトシートで定義した名称で書き、IPの直書きは避けます(IP変更時にルールを直さずに済みます)。★ゾーン欄は設計上の区分です。機器のゾーン名と一致しない場合(内側が1インターフェースにまとまる構成など)は、どのインターフェースから入ってくるかを備考に残してください。一時開放には必ず有効期限を入れてください——期限切れの行は赤くなり、棚卸しシートで判定します。最終行の全拒否ルールは消さないでください。ここのログが申請漏れの検知手段になります。
収録内容
全10シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。
- 設計ゾーン定義
- セキュリティゾーンの一覧。信頼レベルと収容セグメントを決める
- 設計ゾーン間ポリシー
- ゾーンをまたぐ通信の原則。個別ルールはここからの例外
- 設計通信要件一覧
- 1行1要件のFWルール表。この文書の中心
- 設計NAT設計
- アドレス変換の一覧。通信要件一覧のNAT欄と対応する
- 定義サービス定義
- プロトコルとポートの定義。標準的なものは記入済み
- 定義アドレスオブジェクト
- 送信元・宛先の定義。ルール側はここの名称で書く
- 運用ルール棚卸し
- 使われていないルールと期限切れのルールを落とす記録
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(通信要件一覧の組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(設計)や業界でよく使われている型です。
基本設計書(方式と方針の型)
「基本設計=方式と方針、詳細設計=具体的な値」の線引きを章構成で体現。設定値はパラメータシートに書き、本書には書かないことで二重管理を防ぎます。
IPアドレス管理表
セグメントの全アドレスを行に展開する台帳。「空き」が行として見えることで、重複払い出しを防ぎます。★セグメントごとの使用率を数式で出します(80%超で橙、90%超で赤)——IPは足りなくなってから増やせず、/24 を /23 へ広げるにはそのセグメントの全機器のアドレスを変えることになるためです。★ホスト名の重複を自動で検出し、使用中なのに用途・ホスト名が空の行、最終更新から1年以上動いていない行も色で出します。.0(ネットワークアドレス)と .255(ブロードキャスト)も「禁止」の行として残し、なぜ払い出せないかが見えるようにしました。★v3 では「実体(実機/仮想IP/機器のIF)」の列を追加しました。VIP・フローティングIP・ゲートウェイのSVIは★機器一覧に出てこないのにアドレスを消費するので、台帳に載せ忘れると後から同じIPを別の機器へ払い出して本番で衝突します。実機なのに機器IDが空の行は赤、仮想IPは薄紫で区別し、セグメント一覧に「うち仮想IP」の件数も出します(記入例はサーバー10台に対して使用中が14個になります)。払い出し記録シートつき。
構成図テンプレート(作図ルール+部品集)
雛形・記法ルール・アイコン部品集のセット。新設=赤枠/撤去=グレーアウトなど更改案件の描き分けを標準化します。Visio不要、PPT標準図形のみ。
AWSパラメータシート(Excel・14サービス分)
主要AWSサービスの設定値を台帳形式(設定項目が行・リソースが列)で記録する Excel パラメータシート。既定値の列を持ち、既定値から変えた欄だけ自動で色が付くので、どこで設計判断をしたかが一目で分かります。VPC・サブネット・ルートテーブル・セキュリティグループ・EC2・EBS・ALB・RDS・S3・KMS・IAM・Route 53・CloudWatch・Backup の14サービス分。
