SLA/SLO定義書
説明
「99.9%」と書いただけの合意は、達成/未達を議論できません。SLA(契約上の合意・未達に扱いあり)とSLO(内部目標)を区分として分け、可用性の目標値から月あたりの許容停止時間を数式で出します(99.9%=月43.2分、99.5%=月216分)。分で見て初めて、その数字が守れるかを判断できます。測定方法・計画停止の扱い・未達時の扱いが空だと赤くなり、実績シートでは達成/未達を数式で判定します。除外事項シートで、計画停止・外部要因・測定不能の扱いを先に合意します。
使い方
SLAとSLOを分けてください。区別せずに高い数字を1つだけ書くと、未達のたびに「約束だったのか目標だったのか」で揉めます。計画停止を含めるかどうかを必ず書いてください——ここが最も揉めます。除外するなら、事前告知の期限(何営業日前までに知らせるか)も決めてください。期限を過ぎた通知は計画停止として扱わない、と書いておかないと、直前の通知でも除外を主張できてしまいます。測定方法は「何をもって停止とするか」まで書いてください。監視の間隔と判定の条件で数字は変わります。監視システム自体が止まった時間を「正常」に数えないでください(測定不能として報告に明記します)。ここを正常に倒すと、監視が壊れているほど数字が良くなります。RTO/RPOはバックアップ・リストア設計と同じ値にしてください。
収録内容
全6シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。
- 定義サービスレベル定義
- 指標・目標値・測定方法・未達時の扱い
- 実績実績
- 目標と実績の突き合わせ。判定は数式
- 決めごと除外事項
- 計画停止・外部要因・測定不能の扱い
項目(10件)
事前に合意した計画停止・緊急のセキュリティ対応による停止・通知が期限に間に合わなかった停止・利用者側のネットワーク・端末の障害・外部サービス(回線・クラウド)の障害・不可抗力(災害・大規模停電)・監視システム自体の停止・利用者からの申告のみで検知した停止・検証環境・開発環境・新規機能のリリース直後(7日間)
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(SLA/SLO定義書の組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(運用)や業界でよく使われている型です。
監視項目一覧
監視が機能しなくなる最大の原因は、閾値の設定ミスではなく★アラートが多すぎて誰も見なくなることです。項目ごとに「想定発報数(件/月)」を持たせ、合計と★1日あたりの件数を数式で出します——1日10件を超えたら、その監視は運用に渡してはいけません。★もう1つの原因は「起きても業務が動いてしまうもの」で、v3 では「業務影響(即時/性能/潜在)」の列を足しました。冗長が失われた状態(パスが1本・スタックが1台・HAが片系・仮想IPが待機系)、バックアップの失敗、保存先の空き、ログ転送の停止、レプリケーションの遅れ、書込キャッシュ保護部品の劣化、証明書の期限は★起きても業務は動く=潜在で、監視に入れていなければ次の1つで全断になるまで誰も気づけません。★潜在なのに重要度が「通知」の行は赤くなり、件数も集計されます。一次対応(障害対応フローの INC-xx)と閾値の根拠も必須の列で、空欄は赤。監視基盤そのものを別の仕組みから監視する項目と、★「監視の穴」シート(監視していないものを、していないと書いて残す)つき。
アカウント・権限管理表(Excel・棚卸し記録つき)
「今このシステムに誰が入れるのか」を即答できる状態にするための台帳。棚卸しから1年以上経った行、有効期限が切れた行、退職時の扱いが決まっていない行、特権なのにMFAが無い行は自動で赤くなります。パスワードは書かせず保管場所だけを持つ設計です。権限定義(ロール)と棚卸し記録を同梱し、監査で問われる「いつ誰が何件確認したか」まで残せます。
証明書管理台帳
証明書は切れるまで誰も見ないので、台帳側から期限を突きつける形にしないと必ず落ちます。残日数を数式で出し、期限切れ・残30日以内・更新担当が空の行は赤、残90日以内と自己署名のままの行は橙になります。サーバ証明書だけ更新して中間CAの配布を忘れる事故(端末によって出方が変わるので発見が遅れる)を防ぐため、ルート・中間CAと信頼ストアへの配布先を別シートで持ちます。更新作業の予定・実績・検証結果を残す更新記録つき。
ソフトウェア・ライセンス管理表
「何本持っていて何本使っているか」を数式で出すライセンス台帳。割当数は割当一覧から自動集計し(解除日が入った行は除外)、保有数を超えた行は赤、余りが無い行と契約終了まで90日以内の行は橙になります。監査で指摘されるのは過剰割当だけと考えてよく、そこを常に見える状態にするための型です。数え方(物理コア/ソケット/ユーザー/デバイス)はベンダーの製品条項でしか決まらないため、確認すべき観点と出典を残す確認シートを同梱しています。
