施工品質記録(Excel・検査/測定記録・是正まで)
説明
施工品質記録は、施工計画書で決めた管理基準に対して「実際にどうだったか」を残す記録です。★合否だけを書かないでください。「±3mm 以内で全数合格」と書いても、全部が +2.8mm に寄っていればそれは読めません。実測値をn1〜n5で残し、平均と「かたより(規格中心比)」を数式で出します。かたよりが 0.6 を超えると橙——★全数合格でも、施工の癖か下地の設定値そのものがずれている印です。★1点でも規格を外れたら不合格にします(平均で合格にしません)。★測定器の管理番号を必ず書かせ、校正が切れた器で測った行を赤くします。校正切れの器で測った値は記録として成立しません。記入例では照度計の校正が切れた状態を1件残してあります。★不合格には是正と再検査を必ず付けます。是正日が入っているのに再検査日か結果が空の行は赤——★是正だけ書いて再検査を書かない記録が、この文書で最も多い欠落です。目視で確かめるものは施工チェック記録へ分け、「対象」に母数(3F 全10か所など)を書かせます。★管理基準は施工計画書5章を正とし、数値を二重に持ちません。記入例は施工計画書と同じ案件(ビル内の内装・電気設備工事)で、6工種の管理基準がそのまま入っています。
使い方
★管理基準は施工計画書 5章から写してください。本書と計画書が食い違ったら計画書に従い、本書を直します。数値を二重に持たないでください。★合否だけでなく実測値を書いてください。かたよりは合否からは絶対に見えません。★1点でも外れたら不合格です。平均で合格にしないでください。平均は傾向を見るための数字です。★測定器の管理番号を必ず書いてください。校正が切れているとその行が赤くなります。借りた器具・下請けの器具も測定器シートに載せてください——自社の器だけ管理しても、現場で使われた器が管理外なら意味がありません。★不合格は是正・再検査シートへ起票し、再検査の結果まで書いてください。直したことは、確かめて初めて記録になります。★再検査は元の管理基準で行ってください。基準をゆるめて合格にしないでください。ゆるめる必要があるなら設計変更として施工計画書を改訂します。★未実施の行は消さずに残してください。空欄で消すと、まだ見ていないことが見えなくなります。★表紙の「記録の基準日」に実際の日付を入れてください。空欄だと校正期限の残日数が今日基準になり、あとから見返したときに当時の状態が再現できません。
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(施工品質記録の組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(構築)や業界でよく使われている型です。
作業手順書(本番作業の型)
「判断ポイント(続行/切り戻しの条件とリミット時刻)」を独立シートとして持つ作業手順書。判断リミットは「作業枠の終了−切り戻しの所要合計−予備」を数式で計算します。予定時刻は所要時間の積み上げで、実施時刻との差も自動計算。構築・移行・定期作業すべてこの型から派生できます。
施工計画書(建築・共通の型)
着工前に発注者へ提出する施工計画書。工程・体制・安全衛生・品質・環境の章立てを標準化し、予想される災害と防止対策を表で整理しています。民間工事および指定様式がない場合の雛形です。
QC工程表(Excel・工程能力シートつき)
受入から出荷までの工程ごとに、管理項目・規格・管理方法・検査方法・頻度・記録様式・異常時の処置を一覧化します。ISO 9001 は QC工程表の様式を規定していません(記載項目に規定があるのは IATF 16949 のコントロールプランのほうです)。特別特性の識別欄と工程能力シートつき。作業標準書・検査成績書と工程番号で連携します。
構築チェックリスト
構築は「やったつもり」が最も多い工程です。機器を列に置いて1枚で全台の状況が見えるようにし、○=確認して問題なし/×=不合格/−=対象外/空欄=未実施を区別します。必須項目の達成率を機器ごとに数式で出すので、「だいたい終わった」で引き渡せません。搬入・据付から電源・ネットワーク・ハードウェア・OS・セキュリティ・運用・文書まで30項目。判断に迷う項目の確認手順と判定基準、引き渡しの完了判定と判定記録つき。
