構築チェックリスト
説明
構築は「やったつもり」が最も多い工程です。機器を列に置いて1枚で全台の状況が見えるようにし、○=確認して問題なし/×=不合格/−=対象外/空欄=未実施を区別します。必須項目の達成率を機器ごとに数式で出すので、「だいたい終わった」で引き渡せません。搬入・据付から電源・ネットワーク・ハードウェア・OS・セキュリティ・運用・文書まで30項目。判断に迷う項目の確認手順と判定基準、引き渡しの完了判定と判定記録つき。
使い方
○=確認して問題なし、×=不合格、−=対象外、空欄は「まだ確認していない」です。空欄と−を区別してください——−は判断した結果、空欄は判断していない状態です。確認方法と判定基準を項目ごとに書いてください。「正常であること」ではなく、何を見て正常と判断するかを書きます。必須項目に×または空欄が残っている機器は引き渡さないでください(集計に出ます)。構築中に項目を追加したら、先に終わった機器にも遡って確認してください——追加した時点で終わっていた機器だけ抜けるのが、最も多い漏れ方です。文書の工程を最後に置いてあります。パラメータシートの更新漏れは、後工程で「設定ミス」として出ます。
収録内容
全7シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。
- 一覧チェックリスト
- 機器を列に置いた確認項目。達成率を数式で出す
確認項目(30件)
ラック位置・U位置が設計どおりか・レール・ケージナットが正しく固定されているか・資産番号ラベルを貼付したか・2系統のPDUに接続しているか・片系を落としても停止しないか・電源ケーブルにラベルを貼付したか・結線が結線表どおりか・リンクアップと速度・Duplexが想定どおりか・業務IPと管理IPが設計どおりか・VLANが正しく割り当たっているか・管理IF(iDRAC等)から接続できるか・BIOS/ファームの版数が設計どおりか・RAID構成が設計どおりか・ハードの警告灯・ログが正常か・OS版数・エディションが設計どおりか・ホスト名が命名規則どおりか・時刻同期(NTP)が設定され、同期しているか・パッチが適用基準日まで当たっているか・不要なサービス・ポートが停止しているか・ディスク構成・パーティションが設計どおりか・初期パスワードを変更したか・不要な既定アカウントを無効化したか・ウイルス対策が導入され、定義が最新か・ログが転送されているか・監視に登録され、正常と判定されているか・バックアップの対象に入り、初回が成功したか・ジョブ・バッチが登録されているか・パラメータシートを実機の値で更新したか・機器一覧のシリアル・資産番号を更新したか・構築時の変更を変更管理へ起票したか
- 手順確認方法
- 判断に迷う項目の手順と判定基準
確認項目(9件)
片系を落としても停止しないか・リンクアップと速度・Duplexが想定どおりか・時刻同期(NTP)が設定され、同期しているか・パッチが適用基準日まで当たっているか・不要なサービス・ポートが停止しているか・初期パスワードを変更したか・監視に登録され、正常と判定されているか・バックアップの対象に入り、初回が成功したか・パラメータシートを実機の値で更新したか
- 判定完了判定
- 引き渡してよいかの条件
判定項目(8件)
必須項目がすべて○(または理由つきで−)・推奨項目の未実施に理由がある・パラメータシートが実機の値で更新されている・機器一覧のシリアル・資産番号・管理IPが最新・監視・バックアップが動いている・構築時の設計変更が変更管理へ起票されている・残作業がある場合、担当と期限が決まっている・試験へ引き渡してよいか判断した
- 記録判定記録
- いつ・どの機器を・誰が判定したか
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(構築チェックリストの組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(構築)や業界でよく使われている型です。
作業手順書(本番作業の型)
「判断ポイント(続行/切り戻しの条件とリミット時刻)」を独立シートとして持つ作業手順書。判断リミットは「作業枠の終了−切り戻しの所要合計−予備」を数式で計算します。予定時刻は所要時間の積み上げで、実施時刻との差も自動計算。構築・移行・定期作業すべてこの型から派生できます。
キッティング手順書
現地へ持ち込む前に、事務所や倉庫でどこまでやるかを決める型です。構築チェックリストが「据え付けたあとの確認」なのに対し、こちらは「持ち込む前の準備」。受入検品では★付属品まで行として数えます——レール・光モジュール・ネジの欠品は納期が2週間かかることがあり、現地の開梱で気づくと搬入日そのものを動かすことになります。機器の割当ではシリアル・機器ID・ホスト名の重複を自動で検出し、同型機の取り違えを防ぎます。進捗シートは工程ごとの○×から出荷可否を数式で出し、★全工程が終わっていないのに出荷日が入っている行を赤くします。
議事録テンプレート(基本形)
決定事項ファーストの議事録。読み手が最初に知りたい「決まったこと・宿題」を冒頭に置く構成です。定例会・顧客打合せに。
課題管理表
「ボール(今どちらが持っているか)」と滞留日数で塩漬け課題を防ぐ課題管理表。完了条件・起票元の列つき。期限超過と記入漏れの自動色付け・プルダウン設定済み。
