Windows Server パラメータシート(Windows Server 2022)
説明
台数で言えば最も多いOS。汎用のパラメータシートでは「ホスト名」「IPアドレス」で終わってしまい、実際に事故になる設定が落ちます。★核は「ファイアウォール設計」シートです。Windowsファイアウォールにはプロファイルが3つあり(ドメイン/プライベート/パブリック)、規則は選んだプロファイルでしか効きません。さらにプロファイルは NLA が自動判定するため、起動時にドメインコントローラーへ到達できないとパブリックに落ち、ドメインの規則が効かなくなります。「ここからは繋がるのに、あそこからは繋がらない」の大半がこれです。★共通設計の「更新と再起動」では、再起動をいつ行うかを設計として決めさせています。無期限に延ばすと更新は当たったことにならず、既定のままだと業務時間中に再起動します。★既定値は版と累積更新で変わるため、確証のあるものだけを記載し、それ以外は「要確認」と明記しています。
使い方
★ホスト名は15文字以内にしてください(NetBIOS名の上限)。超えると別名になり、名前解決が食い違います。★AD参加時にOUを指定してください。既定のコンテナに入ると意図したGPOが当たらず、当たっていないことに気づきにくいです。参加後に gpresult /r で確認してください。★NICが複数ある場合、DNSへ登録するNICを1本に絞ってください。両方登録すると到達できないアドレスが返り、断続的に接続できなくなります。★ドメイン参加サーバーに外部NTPを直接指定しないでください。時刻の階層が壊れて認証に影響します。w32tm /query /source で同期元を確認してください。★確認コマンド集の「(必須)」6項目は飛ばさないでください(OU/適用GPO/DNS登録/ファイアウォールのプロファイル/時刻の同期元/再起動後のサービス)。★構築中に1回は再起動し、自動起動のサービスがすべて上がることを確認してください。パスワード・サービスアカウントの資格情報は書かず「別紙参照」としてください。
収録内容
全8シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。
- 前提共通設計
- 版・命名・アドレス・時刻・ログ・更新・管理アクセス・構成の保全
設定項目(43件)
OSのエディション・ビルドと累積更新・ライセンス認証・インストール形態・AD参加・DNSの登録・物理コンソール・コンピューター名・使える文字・ボリュームラベル・共有名・サービスアカウント・所属セグメント・既定ゲートウェイ・DNSサーバー・NICが複数ある場合・IPv6・NICチーミング・タイムゾーン・時刻同期・同期元の確認・イベントログのサイズ・ログの転送・監査ポリシー・更新の入手元・適用のタイミング・再起動の方針・ログオン中の自動再起動・延期の上限・適用状況の確認・ビルトインAdministrator・ローカル管理者のパスワード・管理者グループ・リモートデスクトップ・RDPのネットワークレベル認証・PowerShellリモート処理・ウイルス対策・除外設定・バックアップ・VSSライターの確認・復旧試験・クラッシュダンプ・構成の記録
- 設定値サーバー別
- サーバーごとの記入欄。ネットワーク・役割・ディスク・運用
設定項目(24件)
コンピューター名・用途・設置・配置・参加先・IPアドレス・既定ゲートウェイ・DNSサーバー・DNSサフィックス・NICの本数と用途・追加する役割・管理ツール・追加しない役割・SMB 1.0・パーティション形式・ドライブ構成・容量・ファイルシステム・アロケーションユニット・空き容量・電源プラン・自動起動するサービス・監視エージェント・メンテナンス枠・再起動の順序
- 設計ファイアウォール設計
- ★プロファイルごとの適用。規則は選んだプロファイルでしか効かない
- 確認確認コマンド集
- 設定が入っているかの確認方法と期待される結果
- 注意構築時の注意
- このOSで実際に起きる失敗と、その回避手順
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(パラメータシートの組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(設計)や業界でよく使われている型です。
基本設計書(方式と方針の型)
「基本設計=方式と方針、詳細設計=具体的な値」の線引きを章構成で体現。設定値はパラメータシートに書き、本書には書かないことで二重管理を防ぎます。
IPアドレス管理表
セグメントの全アドレスを行に展開する台帳。「空き」が行として見えることで、重複払い出しを防ぎます。★セグメントごとの使用率を数式で出します(80%超で橙、90%超で赤)——IPは足りなくなってから増やせず、/24 を /23 へ広げるにはそのセグメントの全機器のアドレスを変えることになるためです。★ホスト名の重複を自動で検出し、使用中なのに用途・ホスト名が空の行、最終更新から1年以上動いていない行も色で出します。.0(ネットワークアドレス)と .255(ブロードキャスト)も「禁止」の行として残し、なぜ払い出せないかが見えるようにしました。★v3 では「実体(実機/仮想IP/機器のIF)」の列を追加しました。VIP・フローティングIP・ゲートウェイのSVIは★機器一覧に出てこないのにアドレスを消費するので、台帳に載せ忘れると後から同じIPを別の機器へ払い出して本番で衝突します。実機なのに機器IDが空の行は赤、仮想IPは薄紫で区別し、セグメント一覧に「うち仮想IP」の件数も出します(記入例はサーバー10台に対して使用中が14個になります)。払い出し記録シートつき。
構成図テンプレート(作図ルール+部品集)
雛形・記法ルール・アイコン部品集のセット。新設=赤枠/撤去=グレーアウトなど更改案件の描き分けを標準化します。Visio不要、PPT標準図形のみ。
通信要件一覧(FWルール表)
ゾーン定義とゾーン間ポリシーを先に決め、個別ルールをその例外として書くFWルール表。送信元・宛先・サービスが any の行と、有効期限が過ぎた行には自動で色が付きます。★ゾーン間ポリシーに「≠(この区間はFWを通らない)」の記号を持たせてあります。VLAN間ルーティングをコアスイッチで行う構成では社内セグメント同士の通信がFWまで上がってこないため、ここを「×」と書くと止まっているつもりで素通りします。効かないルールの例と、棚卸しでヒット0からそれを見つける流れまで記入例に入れてあります。AD認証の内訳やIPsec・vSphereなど、毎回調べ直しているポート番号を約60件収録済み。FW機種を問わず使えます。
