vSphere パラメータシート(ESXi 8 / vCenter 8)
説明
VMware vSphere(ESXi 8 / vCenter 8)のパラメータシート。国内の中小〜中堅で最も普及している仮想化基盤です。汎用のパラメータシートではホスト名と管理IP程度しか書けず、実際に事故になる設定が落ちます。★核は「ネットワーク設計」シートです。チーミングとフェイルオーバー順序はポートグループごとにvSwitchの設定を上書きできるため、上書きの有無を表に持たないと、vSwitch側を直したときに一部のポートグループだけ挙動が変わります。VLANの付け方(ポートグループに付ける/物理側をアクセスポートにする/4095でゲストに渡す)と物理側のチャネル方式の組み合わせも、ここで固定します。★もう一つの核は「vCenter・クラスタ」シートです。分離応答・アドミッション制御・再起動の優先度・EVC は、既定のままにすると「障害のときだけ」問題が出ます。★既定値は版とライセンスで変わるため、確証のあるものだけを記載し、それ以外は「要確認」と明記しています。
使い方
★管理VMkernelを変更する作業の前に、必ず物理コンソール(iLO / iDRAC)を確保してください。誤るとホストへ入れなくなり、DCUI からの復旧が必要になります。★確認コマンド集の「(必須)」5項目は飛ばさないでください(VMkernelの用途/MTUの実測/ログの保存先/EVCモード/vMotionの実測)。飛ばしても構築は終わり、障害のときだけ問題が出ます。★VMkernelはアドレスを付けただけでは使われません。vMotion のサービスを有効にしてください。★MTU 9000 は vSwitch・VMkernel・物理スイッチの全経路に設定し、vmkping -d -s 8972 で確認してください。-d を付けないと誤りに気づけません。★EVCはVMが動いている状態では有効化できません。クラスタ作成時に決めてください。★ESXiの構成バックアップは vCenter のバックアップに含まれません。別に取得してください。パスワード・CHAPの認証情報・SSOの管理者パスワードは書かず「別紙参照」としてください。
収録内容
全9シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。
- 前提共通設計
- 版・命名・アドレス・時刻・ログ・管理アクセス・構成の保全
設定項目(33件)
ESXiの版とビルド・vCenterの版とビルド・ライセンス・互換性の確認・DNSの正引き・逆引き・物理コンソール・ホスト名・vCenter名・クラスタ名・データストア名・ポートグループ名・仮想マシン名・管理VMkernel・vMotion・iSCSI・VM用セグメント・ルーティングの有無・NTPサーバー・NTPサービスの起動方針・Syslog転送先・ログの保存先・ログの保持・rootパスワード・ADへの参加・SSH・ESXi Shellのタイムアウト・ロックダウンモード・ファイアウォール・SNMP・ESXi構成のバックアップ・vCenterのバックアップ・パッチの当て方・変更の記録
- 設定値ESXiホスト
- ホストごとの記入欄。管理・vMotion・ストレージ
設定項目(23件)
ホスト名(FQDN)・設置場所・型番・シリアル・ファームウェア・管理VMkernel(vmk0)・既定ゲートウェイ・有効にするサービス・上位への接続・vMotion VMkernel・MTU・疎通の確認・接続方式・iSCSI-A VMkernel(vmk2)・iSCSI-B VMkernel(vmk3)・ポートバインド・認証(CHAP)・パス選択ポリシー・今後増えるLUNへの適用・ファイルシステム・空き容量の監視・電源管理・保守モードへの入れ方・構成のバックアップ
- 設定値vCenter・クラスタ
- ★既定のままだと「障害のときだけ」問題が出る項目
設定項目(27件)
配置形態・配置サイズ・配置先・SSOドメイン名・管理者アカウント・ADとの連携・rootパスワードの期限・管理画面(VAMI)・証明書・方式・頻度・保持・保管先・復旧試験・vSphere HA・アドミッション制御・ホスト分離への応答・データストアハートビート・VMの再起動の優先度・起動の待ち方・VMの監視・vSphere DRS・自動化のレベル・移行のしきい値・アンチアフィニティ・アフィニティ・EVCモード・対象
- 設計ネットワーク設計
- ★vSwitchの上書きの有無・VLANの付け方・チーミング
- 確認確認コマンド集
- 設定が入っているかの確認方法と期待される結果
- 注意投入時の注意
- この製品で実際に起きる失敗と、その回避手順
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(パラメータシートの組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(設計)や業界でよく使われている型です。
基本設計書(方式と方針の型)
「基本設計=方式と方針、詳細設計=具体的な値」の線引きを章構成で体現。設定値はパラメータシートに書き、本書には書かないことで二重管理を防ぎます。
IPアドレス管理表
セグメントの全アドレスを行に展開する台帳。「空き」が行として見えることで、重複払い出しを防ぎます。★セグメントごとの使用率を数式で出します(80%超で橙、90%超で赤)——IPは足りなくなってから増やせず、/24 を /23 へ広げるにはそのセグメントの全機器のアドレスを変えることになるためです。★ホスト名の重複を自動で検出し、使用中なのに用途・ホスト名が空の行、最終更新から1年以上動いていない行も色で出します。.0(ネットワークアドレス)と .255(ブロードキャスト)も「禁止」の行として残し、なぜ払い出せないかが見えるようにしました。★v3 では「実体(実機/仮想IP/機器のIF)」の列を追加しました。VIP・フローティングIP・ゲートウェイのSVIは★機器一覧に出てこないのにアドレスを消費するので、台帳に載せ忘れると後から同じIPを別の機器へ払い出して本番で衝突します。実機なのに機器IDが空の行は赤、仮想IPは薄紫で区別し、セグメント一覧に「うち仮想IP」の件数も出します(記入例はサーバー10台に対して使用中が14個になります)。払い出し記録シートつき。
構成図テンプレート(作図ルール+部品集)
雛形・記法ルール・アイコン部品集のセット。新設=赤枠/撤去=グレーアウトなど更改案件の描き分けを標準化します。Visio不要、PPT標準図形のみ。
通信要件一覧(FWルール表)
ゾーン定義とゾーン間ポリシーを先に決め、個別ルールをその例外として書くFWルール表。送信元・宛先・サービスが any の行と、有効期限が過ぎた行には自動で色が付きます。★ゾーン間ポリシーに「≠(この区間はFWを通らない)」の記号を持たせてあります。VLAN間ルーティングをコアスイッチで行う構成では社内セグメント同士の通信がFWまで上がってこないため、ここを「×」と書くと止まっているつもりで素通りします。効かないルールの例と、棚卸しでヒット0からそれを見つける流れまで記入例に入れてあります。AD認証の内訳やIPsec・vSphereなど、毎回調べ直しているポート番号を約60件収録済み。FW機種を問わず使えます。
