サーバー本体 パラメータシート(BIOS/UEFI・RAID・ファームウェア)
説明
サーバー本体(BIOS/UEFI・RAID・ファームウェア)のパラメータシート。富士通 PRIMERGY(iRMC)/Lenovo ThinkSystem(XCC)/NEC Express5800(EXPRESSSCOPE エンジン)などを想定していますが、★ベンダー非依存で書いています。呼び名が違うだけで、設定する項目と踏む失敗は同じだからです。Dell PowerEdge・HPE ProLiant でも同じ考え方で使えます。★既存の iDRAC シート・iLO シートとの分担 … あちらは管理コントローラ側(アクセス・ライセンス・アラート)、こちらは本体側(起動方式・アレイ・ファームウェア)です。★核は3枚です。(1)ブート設計 … 起動方式(UEFIかどうか)とセキュアブートは、★OSを入れた後で変えると起動しなくなります。最初に決めるしかありません。起動の順序は、保守で挿した媒体から立ち上がる事故につながります。(2)RAID(アレイ)設計 … ★構成は後から変えられません。作り直しはデータ消去なので、運用開始後は実質できません。さらに★書き込みキャッシュを守る部品(電池・コンデンサ)が寿命で切れると、キャッシュが自動で無効になって性能が落ちます。設定を何も変えていないのに急に遅くなるので、原因にたどり着きにくい項目です。(3)ファームウェア設計 … ★最新が正解ではありません。仮想化基盤やストレージ側が「この版」と指定する対応表があり、単体で最新にすると外れます。
使い方
★「OS導入前」と書いた項目を飛ばさないでください。この時点でしか直せず、OSを入れてから気づくと入れ直しかデータ消去になります。現地で手戻りするのは、ほぼこの列を見ていないためです。★起動方式とセキュアブートは最初に決めてください。セキュアブートを有効にするなら、使うドライバや追加のカードが全部対応しているかを先に確認してください。★起動の順序は保守作業の後に必ず元へ戻してください。戻し忘れると次の再起動で挿したままの媒体から立ち上がります。★アレイ構成はOS導入前に確定させてください。★アレイの劣化と再構築、書き込みキャッシュの保護部品の状態を監視項目一覧に入れてください。1本壊れても動き続けるので、監視していないと気づかないまま2本目で全部失います。★ディスクを1本抜く試験を必ず行い、検知・通知・再構築までを確認してください。★ホットスペアの要否は保守契約の到着目標と合わせて判断してください。★ファームウェアは基盤側の対応表に従い、全台を同じ版にそろえてください。1台だけ違うと、その1台でだけ問題が起き、機体差だと気づくまでが長くなります。★ファームウェアの更新は現地に行く前に済ませてください。時間のかかる作業です。★同じ用途の機器は設定を複製してください。手入力すると必ず1台だけ違う状態ができます。パスワード・初期アカウントの値は書かず「別紙参照」としてください。
収録内容
全10シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。
- 前提共通設計
- 機器・据付・管理コントローラ・保守の方針
設定項目(17件)
機種・世代・台数と用途・保守契約・設置場所・ラベル・電源・結線・呼び名・管理用ポート・管理アドレス・初期アカウント・詳細な設計・設定の退避・設定の複製・ファームウェア・監視項目・変更の記録
- 設定値本体設定
- ★「OS導入前」の項目を飛ばすと現地で手戻りする
設定項目(12件)
起動方式・セキュアブート・電力の設定・仮想化支援・時刻の扱い・起動時の停止条件・内蔵デバイスの有効・無効・アレイ構成・書き込みキャッシュ・管理コントローラの版・設定の退避・ラベル
- 設計ブート設計
- ★起動方式とセキュアブートは後から変えられない
項目(23件)
★起動方式・★セキュアブート・起動の順序・★ネットワーク起動・起動する装置の指定・内蔵メディアからの起動・★停止する条件・★設定の複製・入れ替えのとき・記録・書き方・★起動方式(UEFI かどうか)は最初に決める。・OSを入れた後で変えると起動しなくなり、入れ直しになる。・「後で変えられる設定」と「変えられない設定」を区別して扱う。・★セキュアブートを有効にするなら、使う全部が対応しているかを先に確認する。・基盤のドライバや追加のカードが対応していないと、起動できない。・現地で気づくと、切り分けに時間がかかる。・★起動の順序は、保守作業の後に必ず元へ戻す。・戻し忘れると、次の再起動で挿したままの媒体から立ち上がる。・★遠隔で運用するなら、エラーで停止しない側に倒すことを検討する。・停止画面で止まると、遠隔からは電源を入れ直すしか手がない。・・同じ用途の機器は設定を複製する。手入力すると必ず1台だけ違う状態ができる。・・設定値をこのシートに残す。メーカーへの問い合わせで必ず聞かれる。
- 設計RAID設計
- ★構成は後から変えられない。★保護部品が切れると急に遅くなる
項目(24件)
★構成は後から変えられない・アレイの分け方・★ホットスペア・★書き込みキャッシュ・★保護部品の寿命・再構築にかかる時間・整合性の確認・ディスクの種類と本数・★状態の監視・交換の手順・書き方・★構成はOS導入前に確定させる。作り直しはデータ消去なので、・運用開始後は実質できない。このシートで最も戻せない項目。・★1本壊れても動き続けるので、監視していないと気づかない。・気づかないまま2本目が壊れて全部失う、が実際に起きる。・「劣化した」「再構築が始まった」の両方を監視項目一覧に入れる。・★書き込みキャッシュを守る部品(電池・コンデンサ)には寿命がある。・切れるとキャッシュが自動で無効になり、性能が落ちる。・設定を何も変えていないのに急に遅くなるので、原因にたどり着きにくい。・部品の状態も監視項目一覧に入れる。・★ホットスペアの要否は、保守契約の到着目標と合わせて判断する。・到着まで時間がかかる契約なら、その間ずっと冗長性が無いことになる。・・交換は1本ずつ。抜く前に対象を特定する。位置を光らせる機能を使う。・・再構築中は冗長性が無い。大容量ほど長くかかることを見込む。
- 設計ファームウェア設計
- ★最新が正解ではない。基盤側の対応表に従う
項目(23件)
★版の決め方・対象・更新の順序・★全台そろえる・★現地に行く前に・更新中の注意・更新後の確認・記録・定期の見直し・緊急の更新・書き方・★版は基盤側の対応表で決める。単体で最新にしない。・仮想化基盤やストレージ側が「この版」と指定していることが多く、・よかれと思って最新にすると、検証済みの組み合わせから外れる。・★全台を同じ版にそろえる。1台だけ違うと、その1台でだけ問題が起きる。・「特定の1台でだけ起きる」障害は、原因が機体差だと気づくまでが長い。・★現地に行く前に済ませる。時間のかかる作業なので、・当日に始めると他の作業が終わらない。キッティングの工程に入れる。・★更新中に電源を落とさない。中断すると起動しなくなることがある。・電源の二重化を確認し、作業中は触らせない周知をする。・・本体だけでなく、管理コントローラと各デバイスも対象。カード類が残りやすい。・・入れた版を機器一覧に書く。障害時のメーカー問い合わせで必ず聞かれる。・・基盤側の版を上げるときは、対応表を見て本体側も一緒に見直す。
- 確認確認項目集
- 見るものと期待される結果。OS導入前にしか直せない項目がある
- 注意設定時の注意
- この工程で実際に起きる失敗と、その回避手順
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(パラメータシートの組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(設計)や業界でよく使われている型です。
基本設計書(方式と方針の型)
「基本設計=方式と方針、詳細設計=具体的な値」の線引きを章構成で体現。設定値はパラメータシートに書き、本書には書かないことで二重管理を防ぎます。
IPアドレス管理表
セグメントの全アドレスを行に展開する台帳。「空き」が行として見えることで、重複払い出しを防ぎます。★セグメントごとの使用率を数式で出します(80%超で橙、90%超で赤)——IPは足りなくなってから増やせず、/24 を /23 へ広げるにはそのセグメントの全機器のアドレスを変えることになるためです。★ホスト名の重複を自動で検出し、使用中なのに用途・ホスト名が空の行、最終更新から1年以上動いていない行も色で出します。.0(ネットワークアドレス)と .255(ブロードキャスト)も「禁止」の行として残し、なぜ払い出せないかが見えるようにしました。★v3 では「実体(実機/仮想IP/機器のIF)」の列を追加しました。VIP・フローティングIP・ゲートウェイのSVIは★機器一覧に出てこないのにアドレスを消費するので、台帳に載せ忘れると後から同じIPを別の機器へ払い出して本番で衝突します。実機なのに機器IDが空の行は赤、仮想IPは薄紫で区別し、セグメント一覧に「うち仮想IP」の件数も出します(記入例はサーバー10台に対して使用中が14個になります)。払い出し記録シートつき。
構成図テンプレート(作図ルール+部品集)
雛形・記法ルール・アイコン部品集のセット。新設=赤枠/撤去=グレーアウトなど更改案件の描き分けを標準化します。Visio不要、PPT標準図形のみ。
通信要件一覧(FWルール表)
ゾーン定義とゾーン間ポリシーを先に決め、個別ルールをその例外として書くFWルール表。送信元・宛先・サービスが any の行と、有効期限が過ぎた行には自動で色が付きます。★ゾーン間ポリシーに「≠(この区間はFWを通らない)」の記号を持たせてあります。VLAN間ルーティングをコアスイッチで行う構成では社内セグメント同士の通信がFWまで上がってこないため、ここを「×」と書くと止まっているつもりで素通りします。効かないルールの例と、棚卸しでヒット0からそれを見つける流れまで記入例に入れてあります。AD認証の内訳やIPsec・vSphereなど、毎回調べ直しているポート番号を約60件収録済み。FW機種を問わず使えます。
