メール基盤 パラメータシート(メール・グループウェア)
説明
Microsoft 365 シートはテナント側(条件付きアクセス・外部共有)で、メールの基礎には触れていません。こちらは★ドメインとしてのメール基盤(送信ドメイン認証・経路・受信の保護)で、★サービスに依存しない書き方にしています。クラウドでもオンプレでも踏む失敗は同じだからです。★核は3枚です。(1)送信ドメイン認証設計 … ★SPF は1つのドメインに1レコードしか置けません。複数あると評価が失敗して全部が通らなくなります。サービスの案内どおりに「TXTレコードを追加」してしまい、2つ目ができる事故が多い項目です。★DNSを引く回数にも上限(10)があり、include を重ねると超えて失敗します。空振りする参照にも上限(2)があります。そして★DMARC は「SPFが通っている」だけでは成立しません(ドメインが揃っている必要があります)。(2)経路と送信元設計 … ★抜けるのは人が読むメールではありません。業務システムの通知・監視の通知・複合機からの送信・外部サービスです。★届かないことに、障害のときまで気づけません。(3)受信と保護設計 … ★外から来た自ドメインの差出人を止めます。最も使われる手口です。★SPFの規格値は RFC 7208 で裏を取っています。
使い方
★SPFは既存のレコードに include を足してください。サービスの案内どおりに「TXTレコードを追加」すると2つ目ができ、評価が失敗して全部が通らなくなります。★include を足すたびに参照回数(上限10)を検証ツールで確認してください。1つ足しただけで超えることがあります。★解約したサービスの include を消してください。空振りの参照(上限2)に当たります。★終端はいきなり厳しくせず、緩い状態から報告を見て上げてください。★DMARCの段階(監視→隔離→拒否)を上げる前に、必ず報告先を設定して読んでください。読まずに上げると正規のメールが落ち始めます。★DKIMの鍵は新しいセレクタを足してから切り替えてください。上書きすると送信中のメールが落ちます。★送信元の一覧を作って維持してください。業務システムの通知・監視の通知・複合機・外部サービスが最も抜けます。★送信元を増やすときはSPFに足してから送信を始めてください。★外から来た自ドメインの差出人を止め、実際に外から送って止まることを確かめてください。★隔離を見る人と頻度を決めてください。決めないと業務のメールが誰にも気づかれずに消えます。★「届いていない」の問い合わせ窓口を決めて周知してください。パスワード・接続情報は書かず「別紙参照」としてください。
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(パラメータシートの組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(設計)や業界でよく使われている型です。
基本設計書(方式と方針の型)
「基本設計=方式と方針、詳細設計=具体的な値」の線引きを章構成で体現。設定値はパラメータシートに書き、本書には書かないことで二重管理を防ぎます。
IPアドレス管理表
セグメントの全アドレスを行に展開する台帳。「空き」が行として見えることで、重複払い出しを防ぎます。v2 では★セグメントごとの使用率を数式で出すようにしました(80%超で橙、90%超で赤)——IPは足りなくなってから増やせず、/24 を /23 へ広げるにはそのセグメントの全機器のアドレスを変えることになるためです。★ホスト名の重複を自動で検出し、使用中なのに用途・ホスト名が空の行、最終更新から1年以上動いていない行も色で出します。.0(ネットワークアドレス)と .255(ブロードキャスト)も「禁止」の行として残し、なぜ払い出せないかが見えるようにしました。払い出し記録シートつき。
構成図テンプレート(作図ルール+部品集)
雛形・記法ルール・アイコン部品集のセット。新設=赤枠/撤去=グレーアウトなど更改案件の描き分けを標準化します。Visio不要、PPT標準図形のみ。
通信要件一覧(FWルール表)
ゾーン定義とゾーン間ポリシーを先に決め、個別ルールをその例外として書くFWルール表。送信元・宛先・サービスが any の行と、有効期限が過ぎた行には自動で色が付きます。★ゾーン間ポリシーに「≠(この区間はFWを通らない)」の記号を持たせてあります。VLAN間ルーティングをコアスイッチで行う構成では社内セグメント同士の通信がFWまで上がってこないため、ここを「×」と書くと止まっているつもりで素通りします。効かないルールの例と、棚卸しでヒット0からそれを見つける流れまで記入例に入れてあります。AD認証の内訳やIPsec・vSphereなど、毎回調べ直しているポート番号を約60件収録済み。FW機種を問わず使えます。
