Dell iDRAC 9 パラメータシート
説明
Dell iDRAC 9 のパラメータシート。物理サーバーには必ず付いているのに、パラメータシートに載っていないことが多い機器です。OS導入より前に設定しておく必要があり、飛ばすと現地へ行き直すことになります。★核は2枚です。(1)機能とライセンス … リモートコンソールと仮想メディアは上位ライセンスが必要です。ここを確認せずに「リモートで構築する」計画を立てると、当日になってISOをマウントできないことが分かります。機能ごとに必要なライセンスと、無い場合の代替手段を書きます。(2)アラート設計 … BMCはサーバーが落ちても生きている唯一の経路で、ハードウェア障害を最初に知るのはここです。何をどこへ通知し、受けたらどうするかまで決めます。★管理経路の選択(専用NIC か 共有LOM か)も落とし穴で、共有LOMにするとOS側のNIC設定を変えた瞬間に管理経路が切れることがあります。★既定値は世代とfirmwareで変わるため、確証のあるものだけを記載し、それ以外は「要確認」と明記しています。
使い方
★iDRACはOSより先に設定してください。開梱・ラック搭載の直後です。後に回すと現地へ行き直すことになります。★リモートで構築する計画なら、発注前にライセンスのエディションを確認してください。リモートコンソールと仮想メディアが使えないと、当日に手が止まります。★確認コマンド集の「(必須)」8項目は飛ばさないでください。特にリモートコンソールと仮想メディアは「使えるはず」で済ませず、実際に接続してISOをマウントするところまで確認してください。本当に必要になるのは障害の最中です。★業務セグメントから到達できないことも確認してください。インターネットから到達できる経路には置かないでください。★仮想メディアは作業後に必ず切断してください。付けたままだと次回そこから起動することがあります。★通知はテスト送信で実際に届くことを確認してください。宛先の誤りは本当の障害のときに初めて分かります。★ライセンスはサービスタグに紐づきます。マザーボード交換後の再適用を保守手順に入れてください。出荷時のパスワードは機体のタグに印字されています。設置後すぐ変更し、本書には書かず「別紙参照」としてください。
収録内容
全9シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。
- 前提共通設計
- 世代・ライセンス・命名・アドレス・管理経路・認証・時刻・保全
設定項目(35件)
iDRACの世代・firmware・本体の型番・エディション・紐づけ先・設定の時期・iDRACのホスト名・DNSへの登録・所属セグメント・払い出し方式・既定ゲートウェイ・VLANタグ・使用するNIC・共有にする場合の注意・結線・自動ネゴシエーション・IPMI over LAN・出荷時のパスワード・管理者アカウント・アカウントの整理・AD/LDAP連携・Webの接続元・SSH・Telnet・証明書・NTP・タイムゾーン・システムイベントログ・ライフサイクルログ・Syslog転送・設定のバックアップ・firmware更新・更新の順序・設定の固定・変更の記録
- 設定値サーバー別
- 機器ごとの記入欄。ネットワーク・アクセス・機能・通知
設定項目(18件)
対象サーバー・サービスタグ・設置場所・iDRACのホスト名・IPアドレス・既定ゲートウェイ・DNSサーバー・使用するNIC・接続先ポート・管理者パスワード・エディション・リモートコンソール・仮想メディア・IPMI over LAN・SNMPトラップ送信先・メール通知・設定のバックアップ・firmware
- 設計機能とライセンス
- ★リモートコンソールと仮想メディアは上位ライセンスが要る
- 設計アラート設計
- ★何をどこへ通知し、受けたらどうするかを決める
- 確認確認コマンド集
- 設定が入っているかの確認方法と期待される結果
- 注意設定時の注意
- この機器で実際に起きる失敗と、その回避手順
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(パラメータシートの組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(設計)や業界でよく使われている型です。
基本設計書(方式と方針の型)
「基本設計=方式と方針、詳細設計=具体的な値」の線引きを章構成で体現。設定値はパラメータシートに書き、本書には書かないことで二重管理を防ぎます。
IPアドレス管理表
セグメントの全アドレスを行に展開する台帳。「空き」が行として見えることで、重複払い出しを防ぎます。★セグメントごとの使用率を数式で出します(80%超で橙、90%超で赤)——IPは足りなくなってから増やせず、/24 を /23 へ広げるにはそのセグメントの全機器のアドレスを変えることになるためです。★ホスト名の重複を自動で検出し、使用中なのに用途・ホスト名が空の行、最終更新から1年以上動いていない行も色で出します。.0(ネットワークアドレス)と .255(ブロードキャスト)も「禁止」の行として残し、なぜ払い出せないかが見えるようにしました。★v3 では「実体(実機/仮想IP/機器のIF)」の列を追加しました。VIP・フローティングIP・ゲートウェイのSVIは★機器一覧に出てこないのにアドレスを消費するので、台帳に載せ忘れると後から同じIPを別の機器へ払い出して本番で衝突します。実機なのに機器IDが空の行は赤、仮想IPは薄紫で区別し、セグメント一覧に「うち仮想IP」の件数も出します(記入例はサーバー10台に対して使用中が14個になります)。払い出し記録シートつき。
構成図テンプレート(作図ルール+部品集)
雛形・記法ルール・アイコン部品集のセット。新設=赤枠/撤去=グレーアウトなど更改案件の描き分けを標準化します。Visio不要、PPT標準図形のみ。
通信要件一覧(FWルール表)
ゾーン定義とゾーン間ポリシーを先に決め、個別ルールをその例外として書くFWルール表。送信元・宛先・サービスが any の行と、有効期限が過ぎた行には自動で色が付きます。★ゾーン間ポリシーに「≠(この区間はFWを通らない)」の記号を持たせてあります。VLAN間ルーティングをコアスイッチで行う構成では社内セグメント同士の通信がFWまで上がってこないため、ここを「×」と書くと止まっているつもりで素通りします。効かないルールの例と、棚卸しでヒット0からそれを見つける流れまで記入例に入れてあります。AD認証の内訳やIPsec・vSphereなど、毎回調べ直しているポート番号を約60件収録済み。FW機種を問わず使えます。
