FortiGate パラメータシート(FortiOS 7.x)
説明
FortiGate(FortiOS 7.x)のパラメータシート。国内UTM市場でシェア上位です。GUIで設定する機器なので、CLIだけを書いても現場で辿れません。画面の階層とコマンドを並べた「GUI画面対応」シートを同梱しました。★核は「ポリシー設計」シートです。ファイアウォールポリシーは上から順に評価され、最初に一致した1本で処理が決まります。ポリシーIDは作った順に振られるだけで評価順ではなく、GUIも既定では順序が見えません。★もう一つの核は「HA設計」シートです。「同期される項目」と「機器ごとの項目」を列で分けています。ここを混ぜると、セカンダリに入れた設定が同期で消える/優先度を上げたのに切り替わらない、という形で出ます。★既定値は機種と版で変わるため、確証のあるものだけを記載し、それ以外は「要確認」と明記しています。
使い方
★ポリシー設計シートの「評価順」を正として管理し、move で並べ替えてください。狭い許可を上、広い許可を下に置きます。GUIは Policy & Objects > Firewall Policy を By Sequence 表示に切り替えないと順序が見えません。★暗黙の破棄は既定でログに出ません(config log setting / set fwpolicy-implicit-log enable)。出していないと「通らない」の切り分けができません。★FortiOS は既定で自動保存です。save を忘れる事故は起きない代わりに、間違えた設定もそのまま残ります。投入前に execute backup config を取得してください。★show は既定値と違う項目しか出しません。記入値の確認には show full-configuration を使ってください。★副経路のインターフェースをポリシーに含めていないと、経路は切り替わるのに通信が止まります。ゾーンでまとめてください。★内部セグメントへの戻り経路を書かないと、行きは通るが戻りが返りません。パスワード・SNMPコミュニティ・事前共有鍵は書かず「別紙参照」としてください。
収録内容
全10シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。
- 前提共通設計
- 機種・版・動作モード・命名・アドレス・時刻・管理アクセス・保存の方針
設定項目(42件)
対象機種・FortiOS版・ライセンス・VDOM・NGFWモード・検査モード・非対称経路・ASICオフロード・ホスト名・インターフェースの別名・VLANインターフェース・アドレスオブジェクト・サービスオブジェクト・ポリシー名・内部セグメント・L3の境界・FWのアドレス・内部への戻り経路・管理アクセス元・タイムゾーン・時刻同期・NTPの配布・保存先・Syslog転送先・転送元アドレス・暗黙の破棄のログ・許可通信のログ・管理者パスワード・接続元の制限・権限プロファイル・無操作切断・許可するアクセス・管理ポート番号・HTTP・telnet・FW自身への通信・SNMP・設定の保存方式・投入前のバックアップ・バックアップの暗号化・リビジョン・設定の確認・変更の記録
- 設定値FortiGate
- 機器ごとの記入欄。インターフェース・経路・NAT・プロファイル・VPN
設定項目(51件)
ホスト名・設置場所・型番・シリアル番号・回線・port1 の設定・port1 の許可アクセス・PPPoE時のMTU・MSS・port3 の役割・VLAN 10(管理・境界)・VLAN 100(ゲスト)・ゲストへのDHCP・port4 の設定・ハートビート・出荷時のLANポート・未使用ポート・リンク集約・既定経路・内部への経路・支社への主経路・支社への副経路・回線の死活監視・SD-WANの利用・ポリシールート・送信元の検査・送信元NAT・NATに使うアドレス・宛先NAT(VIP)・既定動作・評価順・説明欄・アンチウイルス・IPS・Webフィルタ・アプリケーション制御・SSL検査の方式・定義ファイル更新・プロファイルの適用先・トンネル方式・IKEバージョン・事前共有鍵・対向アドレス・暗号・認証の候補・トンネルの死活監視・トンネル経路・双方向のポリシー・HAの方式・組む順序・SNMPトラップ・セッション数・ファーム更新
- 設計ポリシー設計
- ★評価順が正。上から順に評価され、ID順ではない
- 設計HA設計
- ★同期される項目と機器ごとの項目を分けて書く
項目(18件)
機種・FortiOS版・設定を作る機器・動作モード・グループID・グループ名・認証・ハートビート・接続方法・優先度・優先度の強制・監視インターフェース・セッション同期・MACの再学習・ホスト名・個別管理アドレス・設定変更の場所・同期の確認・状態の確認
- 対応GUI画面対応
- GUIの画面階層とCLIの対応。画面に無い設定の探し方
- 確認確認コマンド集
- 設定が入っているかを確認するコマンドと期待される結果
- 注意投入時の注意
- この機種で実際に起きる失敗と、その回避手順
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(パラメータシートの組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(設計)や業界でよく使われている型です。
基本設計書(方式と方針の型)
「基本設計=方式と方針、詳細設計=具体的な値」の線引きを章構成で体現。設定値はパラメータシートに書き、本書には書かないことで二重管理を防ぎます。
IPアドレス管理表
セグメントの全アドレスを行に展開する台帳。「空き」が行として見えることで、重複払い出しを防ぎます。★セグメントごとの使用率を数式で出します(80%超で橙、90%超で赤)——IPは足りなくなってから増やせず、/24 を /23 へ広げるにはそのセグメントの全機器のアドレスを変えることになるためです。★ホスト名の重複を自動で検出し、使用中なのに用途・ホスト名が空の行、最終更新から1年以上動いていない行も色で出します。.0(ネットワークアドレス)と .255(ブロードキャスト)も「禁止」の行として残し、なぜ払い出せないかが見えるようにしました。★v3 では「実体(実機/仮想IP/機器のIF)」の列を追加しました。VIP・フローティングIP・ゲートウェイのSVIは★機器一覧に出てこないのにアドレスを消費するので、台帳に載せ忘れると後から同じIPを別の機器へ払い出して本番で衝突します。実機なのに機器IDが空の行は赤、仮想IPは薄紫で区別し、セグメント一覧に「うち仮想IP」の件数も出します(記入例はサーバー10台に対して使用中が14個になります)。払い出し記録シートつき。
構成図テンプレート(作図ルール+部品集)
雛形・記法ルール・アイコン部品集のセット。新設=赤枠/撤去=グレーアウトなど更改案件の描き分けを標準化します。Visio不要、PPT標準図形のみ。
通信要件一覧(FWルール表)
ゾーン定義とゾーン間ポリシーを先に決め、個別ルールをその例外として書くFWルール表。送信元・宛先・サービスが any の行と、有効期限が過ぎた行には自動で色が付きます。★ゾーン間ポリシーに「≠(この区間はFWを通らない)」の記号を持たせてあります。VLAN間ルーティングをコアスイッチで行う構成では社内セグメント同士の通信がFWまで上がってこないため、ここを「×」と書くと止まっているつもりで素通りします。効かないルールの例と、棚卸しでヒット0からそれを見つける流れまで記入例に入れてあります。AD認証の内訳やIPsec・vSphereなど、毎回調べ直しているポート番号を約60件収録済み。FW機種を問わず使えます。
