ベータ版·開発中のサービスです。仕様変更・データの削除を予告なく行う場合があります。
Dit

F5 BIG-IP パラメータシート(LTM / TMOS 17.x)

★ 0Fork 0DL 57

説明

F5 BIG-IP(LTM / TMOS 17.x)のパラメータシート。国内エンタープライズのロードバランサの定番です。★核は3枚です。(1)モニター設計 … 「監視は上がっているのに振り分けられない」「落ちているのに送り続ける」はここで決まります。モニターを付ける対象で落ちる範囲が変わり、ノード(IPだけ)に付けたモニターはそのIPを使うすべてのプールに効くため、1サービスだけ落とすつもりが全部落ちます。静的ファイルを見に行くモニターは、アプリが落ちても上がったままになります。(2)SNATと経路設計 … 「振り分けはされているのにページが出ない」の多くは戻りの経路です。行きはVIP宛なので必ずBIG-IPを通りますが、戻りはサーバーの経路次第で直接返り、通信が成立しません。SNATを入れると解決しますが、今度はサーバーのログのクライアントIPが全部BIG-IPになります。(3)パーシステンスとHA … 「ログインが切れる」はここです。維持の方式には使える条件が先にあり、HAを組んでも接続のミラーリングをしていなければ切替の瞬間に既存の接続は切れます。★既定値は版と構成で変わるため、確証のあるものだけを記載し、それ以外は「要確認」と明記しています。

使い方

★構築前にSNATと経路設計シートを読み合わせてください。行きと戻りの両方を図に書いてから設定してください。★サーバーの既定ゲートウェイをBIG-IPへ向けるか、SNATで送信元を置き換えるかを設計として決めて理由を書いてください。両方入れて済ませないでください。★SNATを入れたら、元のIPを渡す設定と、サーバー側でそれをログに出す設定を必ず対で行ってください。★モニターはプールメンバー(IP:ポート)に付けるか、ノード(IPだけ)に付けるかで落ちる範囲が変わります。1メンバーを止める試験を必ず行ってください。★モニターの見に行く先はアプリを通るページにしてください。静的ファイルではアプリが落ちても上がったままになります。★サーバー側のアクセス制限にBIG-IPの自己IPを許可してください。忘れると全メンバーが同時に落ちます。★維持する時間はアプリのセッションタイムアウト以上にしてください。★HAは「切り替わること」と「切り替わっても既存接続が続くこと」が別の設定です。切替時の業務断の長さを実測して記録してください。★設定を変えたら必ず同期してください。同期していない設定は切替時に無かったことになります。パスワード・証明書の鍵は書かず「別紙参照」としてください。

収録内容

全10シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。

前提共通設計
機器・ネットワーク・認証とログ・保守
設定項目(21件)

機種・版数・台数・構成・使う機能・管理IP・ホスト名・管理画面への接続元・収容VLAN・機器ごとのアドレス・フローティング・接続の許可範囲・既定ゲートウェイ・管理者アカウント・権限の割り当て・NTPサーバー・Syslog転送・接続のログ・サーバー証明書・設定の退避・設定の同期・TMOSの更新・変更の記録

設定値仮想サーバー設計
公開する1サービスを1行で。VIP・プロファイル・プール
設計モニター設計
★付ける対象で落ちる範囲が変わる。見に行く先はアプリを通るページに
モニター名・項目(29件)

mon_web_http・mon_app_tcp・mon_node_icmp・(監視先のページ)・(受信文字列)・(複数付けたとき)・(間隔とタイムアウト)・(監視の送信元)・(認証が要るとき)・★モニターの種類・(証明書)・(保守で外すとき)・書き方・★モニターを付ける対象で、落ちたときの範囲が変わる。・プールメンバー(IP:ポート)に付ければそのメンバーだけ。・ノード(IPだけ)に付けると、そのIPを使うすべてのプールのメンバーが落ちる。・1つのサーバーで複数のサービスを動かしているときに、まとめて落ちる原因になる。・★モニターの種類は、VIP側ではなくメンバー側のプロトコルに合わせる。・VIPが443でSSLを終端していても、配下が平文の80ならモニターはHTTPにする。・VIPの見た目に合わせてHTTPSにすると、メンバーが全部落ちる。・★見に行く先はアプリを通るページにする。・静的ファイルを見ていると、アプリが落ちてもWebサーバーが返すので上がったままになる。・逆に受信文字列が本番の応答と違うと、正常なのに落ちる。文言の変更でも落ちる。・★監視は自己IPから出る。サーバー側のアクセス制限に自己IPを許可する。・忘れると全メンバーが同時に落ちる。「全部落ちた」ときは最初にここを見る。・・間隔とタイムアウトは、落ちてから外れるまでの時間を決める設定でもある。・短くすれば早く外れるが、一時的な遅れでも外れる。推奨値は版の資料で確認する。・・監視項目一覧には「メンバーが落ちたこと」を入れる。・1台落ちても振り分けは続くので、気づかないまま冗長性を失った状態になる。

設計SNATと経路設計
★行きは通るが戻りが返らない。振り分け以前の問題
項目(22件)

戻りの経路・SNAT(自動)・★SNATの副作用・SNATプール・★ポートの枯渇・同じセグメントからの接続・経路の非対称・ファイアウォールの許可・配下サーバーの受付範囲・書き方・★行きと戻りの両方を図に書いてから設定する。・行きはVIP宛なので必ずBIG-IPを通る。戻りはサーバーの経路次第で直接返る。・戻りが直接返ると、クライアントは「知らない相手からの応答」として捨てる。・★解き方は2つ。サーバーの既定ゲートウェイをBIG-IPへ向けるか、SNATで送信元を置き換えるか。・前者はサーバー側の経路を変える必要があり、後者はクライアントIPが追えなくなる。・どちらを採るかを設計として決め、理由を書く。両方入れて済ませない。・★SNATを入れたら、元のIPを渡す設定と、サーバー側でそれをログに出す設定を必ず対で行う。・片方だけだと「渡しているつもりで残っていない」状態になる。・★クライアントとサーバーが同じセグメントにある構成を見落とさない。・社内向けのVIPで起きやすく、外からは動いて見えるので試験をすり抜ける。・・通信要件一覧には VIP宛 と SNAT後の送信元 の2本を書く。片方だけだと通らない。・・配下のサーバーは、LBの自己IP以外からの受付を塞ぐ。

設計パーシステンスとHA
★維持の方式には使える条件がある。HA=無停止ではない
項目(24件)

Cookieでの維持・送信元アドレスでの維持・維持する時間・メンバーを外すとき・設定の同期・同期されない項目・切り替えの契機・★接続のミラーリング・切り替えの実測・切り戻し・書き方・★維持の方式は、使える条件が先にある。・Cookieでの維持は暗号化を終端していないと挿入できない。・送信元アドレスでの維持は、同じNATの配下に大勢いると1台に偏る。・「とりあえず送信元アドレス」で決めると、社内からのアクセスが分散しない。・★維持する時間は、アプリのセッションタイムアウト以上にする。・短いと、セッションが生きているのに別のメンバーへ飛んでログインが切れる。・★HAは「切り替わること」と「切り替わっても既存接続が続くこと」が別の設定。・接続のミラーリングをしていなければ、切替の瞬間に既存の接続は切れる。・無停止を求められているなら、ここを設計として決めて実測する。・★設定を変えたら必ず同期する。同期していない設定は切替時に無かったことになる。・「直したのに直っていない」の正体。作業の最後に同期の状態を見る。・・切り戻しを自動にすると、復旧した瞬間にもう一度切れる。・二度目の断を許容できるかを決めてから設定する。

確認確認コマンド集
設定が入っているかと、実際に振り分けられるかの確認方法
注意設定時の注意
この機器で実際に起きる失敗と、その回避手順

この型で検査する

記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(パラメータシートの組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。

関連するテンプレート

同じフェーズ(設計)や業界でよく使われている型です。

@dit-official

基本設計書(方式と方針の型)

「基本設計=方式と方針、詳細設計=具体的な値」の線引きを章構成で体現。設定値はパラメータシートに書き、本書には書かないことで二重管理を防ぎます。

設計基本設計書Word
★ 0DL 56
@dit-official

IPアドレス管理表

セグメントの全アドレスを行に展開する台帳。「空き」が行として見えることで、重複払い出しを防ぎます。★セグメントごとの使用率を数式で出します(80%超で橙、90%超で赤)——IPは足りなくなってから増やせず、/24 を /23 へ広げるにはそのセグメントの全機器のアドレスを変えることになるためです。★ホスト名の重複を自動で検出し、使用中なのに用途・ホスト名が空の行、最終更新から1年以上動いていない行も色で出します。.0(ネットワークアドレス)と .255(ブロードキャスト)も「禁止」の行として残し、なぜ払い出せないかが見えるようにしました。★v3 では「実体(実機/仮想IP/機器のIF)」の列を追加しました。VIP・フローティングIP・ゲートウェイのSVIは★機器一覧に出てこないのにアドレスを消費するので、台帳に載せ忘れると後から同じIPを別の機器へ払い出して本番で衝突します。実機なのに機器IDが空の行は赤、仮想IPは薄紫で区別し、セグメント一覧に「うち仮想IP」の件数も出します(記入例はサーバー10台に対して使用中が14個になります)。払い出し記録シートつき。

設計IPアドレス管理表Excel
★ 0DL 65
@dit-official

構成図テンプレート(作図ルール+部品集)

雛形・記法ルール・アイコン部品集のセット。新設=赤枠/撤去=グレーアウトなど更改案件の描き分けを標準化します。Visio不要、PPT標準図形のみ。

設計構成図PowerPoint
★ 0DL 61
@dit-official

通信要件一覧(FWルール表)

ゾーン定義とゾーン間ポリシーを先に決め、個別ルールをその例外として書くFWルール表。送信元・宛先・サービスが any の行と、有効期限が過ぎた行には自動で色が付きます。★ゾーン間ポリシーに「≠(この区間はFWを通らない)」の記号を持たせてあります。VLAN間ルーティングをコアスイッチで行う構成では社内セグメント同士の通信がFWまで上がってこないため、ここを「×」と書くと止まっているつもりで素通りします。効かないルールの例と、棚卸しでヒット0からそれを見つける流れまで記入例に入れてあります。AD認証の内訳やIPsec・vSphereなど、毎回調べ直しているポート番号を約60件収録済み。FW機種を問わず使えます。

設計通信要件一覧Excel
★ 0DL 72