Cisco MDS パラメータシート(NX-OS)
説明
Cisco MDS(NX-OS)で SANのFCスイッチを作るときのパラメータシートです。★VSAN と★反映の仕方に集中しています。★核は3枚です。(1)VSAN設計 … 同じ筐体を論理的に分ける仕組みで、★VSANごとにファブリックの仕組みが独立します。ゾーニングもVSANごとなので、「有効な設定は1つ」という他機種の感覚で読むと取り違えます。★ポートをVSANに入れ忘れると VSAN 1 に入ります。★VSANをまたぐ通信はできません。(2)ゾーニングと反映 … 有効化はVSANごとで、有効化と保存は別の操作です。そして★既定ゾーンの方針はファブリックの他のスイッチに配布されません。ゾーンの内容は配られるのに、既定ゾーンの方針だけは各スイッチで設定が必要です。増設したスイッチだけ方針が違う、が起きます。ここが最も見落とす点です。(3)ファブリックと増設 … ドメインIDはVSANごと。ポートのモードを明示します。★既定ゾーンの扱い・拡張ゾーニングのコミット・拡張ゾーニングが既定で無効であることは Cisco 公式ドキュメントで裏を取っています。★Brocade FCスイッチ シートと同じ位置づけ(SANのFCスイッチをどちらで作るかの選択)です。共通する話(ゾーンの中身をどう決めるか、WWPNで組む、開始側1つ・対象側1つ)はあちらとゾーニング設計表に任せています。
使い方
★ゾーニングはVSANごとに独立しています。複数のVSANを使っているなら、VSANの数だけ有効化の作業があります。1つ見て済ませないでください。★有効化と保存は別の操作です。作業手順に両方書いてください。★既定ゾーンの方針は各スイッチで設定してください。ファブリックに配られません。ゾーンの内容は配られるので「同じになっているはず」と思いやすい項目です。増設のたびに各スイッチで確認してください。★VSANを作ってからポートを入れてください。入れ忘れたポートは VSAN 1 に入ります。業務に VSAN 1 を使わないでください。★VSANをまたぐ通信はできません。設計の段階で避けてください。★VSANで分けても筐体は同じです。再起動や更新はそこにある全VSANに効きます。A系・B系の独立は筐体を分けることで担保してください。★拡張ゾーニングを有効にすると、セッションで変更してコミットする方式になります。途中で放置すると他の人が変更できなくなります。作業の最後に必ずコミットしてください。★ポートのモードを明示してください。特にスイッチ間は意識して設定してください。★増設では、新品を持って行く前に現地の既存構成(ドメインID・有効なゾーン設定・既定ゾーンの方針)を確認してください。★A系とB系の間にスイッチ間リンクを引かないでください。★「見えてはいけない組み合わせが見えないこと」も試験してください。パスワード・接続情報は書かず「別紙参照」としてください。
収録内容
全10シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。
- 前提共通設計
- 機器・管理・時刻とログ・保守の方針
設定項目(16件)
機種・版数・台数・構成・スイッチ名・★ドメインID・ライセンス・管理アドレス・管理者アカウント・接続元の制限・NTPサーバー・転送先・記録の確認・★設定の保存・設定の退避・NX-OSの更新・監視項目・変更の記録
- 設定値ポート設定
- 1ポート1行。ポート結線表・ゾーニング設計表と突き合わせる
- 設計VSAN設計
- ★VSANごとに独立する。「有効な設定は1つ」ではない
項目(21件)
★VSANとは・★VSANをまたぐ通信・★VSAN 1・割り当ての方針・★ゾーニングの単位・VSANの状態・★作成と割り当ての順序・命名と番号・両系の独立・記録・書き方・★VSANは同じ筐体を論理的に分ける仕組み。分けた単位ごとに、・ファブリックの仕組みが独立して動く。ゾーニングもVSANごとになる。・「このファブリックで有効な設定は1つ」という他機種の感覚を持ち込まない。・★VSANをまたぐ通信はできない。同じ筐体に挿さっていても通らない。・またぐ必要が出る構成は、設計の段階で避ける。・★VSANを作ってからポートを入れる。入れ忘れたポートは VSAN 1 に入る。・業務に VSAN 1 を使わないと決めておけば、入れ忘れが見つけやすくなる。・・VSANで分けても筐体は同じ。筐体の再起動や更新は、そこにある全VSANに効く。・A系・B系の独立は、VSANではなく筐体を分けることで担保する。・・どのポートがどのVSANかをこのシートに書く。増設時の突き合わせに使う。
- 設計ゾーニングと反映
- ★既定ゾーンの方針は配られない。各スイッチで設定する
項目(23件)
★有効化・★保存・★既定ゾーンの方針・★方針は配られない・拡張ゾーニング・★コミット・組む単位・エイリアス・ゾーンの粒度・ゾーンの中身・書き方・★有効化はVSANごとに行う。1つのVSANで有効にしても、他のVSANは変わらない。・複数のVSANを使っているなら、VSANの数だけ作業がある。・★有効化と保存は別の操作。作業手順に両方を書く。・有効化だけだと、次の再起動で消える。・★既定ゾーンの方針は、ファブリックの他のスイッチに配られない。・ゾーンの内容は配られるので「同じになっているはず」と思いやすいが、・既定ゾーンの方針だけは各スイッチで設定する必要がある。・増設したスイッチだけ方針が違う、という形で出る。ここが最も見落とす。・★拡張ゾーニングを有効にすると、セッションで変更してコミットする方式になる。・途中で放置すると、他の人が変更できない状態が残る。・作業の最後に必ずコミットする。中断するなら破棄する。・・ゾーンの中身はゾーニング設計表で決める。ここでは決め直さない。
- 設計ファブリックと増設
- ★増設前に既存を調べる。ドメインIDはVSANごと
項目(21件)
ドメインID・★ポートのモード・★NPVモード・★増設のとき・★既定ゾーンの方針・他社製との混在・繋ぐ前の手順・★A系とB系・分離したとき・記録・書き方・★ドメインIDはVSANごとに管理する。設計時に採番して台帳に書く。・VSANが複数あると、同じ番号を別のVSANで使えるので混乱しやすい。・★ポートのモードを明示する。特にスイッチ間は意識して設定する。・自動のままだと、意図しないモードで上がることがある。・★増設では、新品を持って行く前に現地の既存構成を確認する。・ドメインID・有効なゾーン設定・既定ゾーンの方針の3つを見る。・特に既定ゾーンの方針は配られないので、増設したスイッチに個別に設定する。・★A系とB系の間にスイッチ間リンクを引かない。両系を繋ぐと冗長の意味が無くなる。・・繋ぐ作業は計画停止枠で行う。両側を退避してから始める。・・分離したら記録から理由を確認する。闇雲に直すと悪化する。
- 確認確認コマンド集
- VSANごとに見る。見えてはいけないものも確認する
- 注意設定時の注意
- この機器で実際に起きる失敗と、その回避手順
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(パラメータシートの組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(設計)や業界でよく使われている型です。
基本設計書(方式と方針の型)
「基本設計=方式と方針、詳細設計=具体的な値」の線引きを章構成で体現。設定値はパラメータシートに書き、本書には書かないことで二重管理を防ぎます。
IPアドレス管理表
セグメントの全アドレスを行に展開する台帳。「空き」が行として見えることで、重複払い出しを防ぎます。★セグメントごとの使用率を数式で出します(80%超で橙、90%超で赤)——IPは足りなくなってから増やせず、/24 を /23 へ広げるにはそのセグメントの全機器のアドレスを変えることになるためです。★ホスト名の重複を自動で検出し、使用中なのに用途・ホスト名が空の行、最終更新から1年以上動いていない行も色で出します。.0(ネットワークアドレス)と .255(ブロードキャスト)も「禁止」の行として残し、なぜ払い出せないかが見えるようにしました。★v3 では「実体(実機/仮想IP/機器のIF)」の列を追加しました。VIP・フローティングIP・ゲートウェイのSVIは★機器一覧に出てこないのにアドレスを消費するので、台帳に載せ忘れると後から同じIPを別の機器へ払い出して本番で衝突します。実機なのに機器IDが空の行は赤、仮想IPは薄紫で区別し、セグメント一覧に「うち仮想IP」の件数も出します(記入例はサーバー10台に対して使用中が14個になります)。払い出し記録シートつき。
構成図テンプレート(作図ルール+部品集)
雛形・記法ルール・アイコン部品集のセット。新設=赤枠/撤去=グレーアウトなど更改案件の描き分けを標準化します。Visio不要、PPT標準図形のみ。
通信要件一覧(FWルール表)
ゾーン定義とゾーン間ポリシーを先に決め、個別ルールをその例外として書くFWルール表。送信元・宛先・サービスが any の行と、有効期限が過ぎた行には自動で色が付きます。★ゾーン間ポリシーに「≠(この区間はFWを通らない)」の記号を持たせてあります。VLAN間ルーティングをコアスイッチで行う構成では社内セグメント同士の通信がFWまで上がってこないため、ここを「×」と書くと止まっているつもりで素通りします。効かないルールの例と、棚卸しでヒット0からそれを見つける流れまで記入例に入れてあります。AD認証の内訳やIPsec・vSphereなど、毎回調べ直しているポート番号を約60件収録済み。FW機種を問わず使えます。
