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A10 Thunder パラメータシート(ACOS)

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説明

国内シェアの高いロードバランサ A10 Thunder(ACOS)のパラメータシートです。★核は3枚です。(1)ヘルスモニター設計 … 監視を付ける対象で落ちる範囲が変わります。サービスグループのメンバーに付ければそのメンバーだけですが、★実サーバーに付けると、その実サーバーを使っている全部のサービスグループから外れます。1つ落とすつもりが全部落ちます。(2)戻りの経路と source NAT … 行きはVIP宛なので必ずこの機器を通りますが、戻りはサーバーの経路次第で直接返り、通信が成立しません。★この機種は ip nat pool を作っただけでは効きません。仮想ポート側で使うと指定するまでが1組で、プールを作った時点で満足しやすいのが落とし穴です。(3)保存と冗長(VRRP-A)… ★設定を入れた時点では動きますが保存されていません。そして★冗長を組んでいると、保存を実行するまで「未同期」のままになります。保存を忘れると、保存もされず同期もされません。★構成・コマンド・冗長の仕様は A10 公式ドキュメントで裏を取り、確証のないものは「要確認」と明記しています。★BIG-IPシートと同じ位置づけ(負荷分散をどちらで作るかの選択)なので、記入例も同じ案件・同じ位置に置いてあります。両方を同時に入れる想定ではありません。

使い方

★source NAT は「プールを作る」と「仮想ポート側で使うと指定する」の2つで1組です。プールを作った時点で満足せず、指定まで行ってください。設定は入っているのに変換されない、という形で出ます。★サーバーの既定ゲートウェイをこの機器へ向けるか source NAT を入れるかを、設計として決めて理由を書いてください。両方入れて済ませないでください。★source NAT を入れたら、元のIPを渡す設定とサーバー側でログに出す設定を対で行ってください。★モニターを実サーバーに付けると、その実サーバーを使う全部のサービスグループから外れます。サービス単位で落としたいならサービスグループのメンバーに付けてください。★モニターの種類は実サーバー側のプロトコルに合わせてください。VIPが443でも配下が平文の80ならHTTPです。★サーバー側のアクセス制限にこの機器のアドレスを許可してください。忘れると全メンバーが同時に落ちます。★作業の最後に必ず保存し、保存と同期の状態の両方を確認してください。保存を忘れると保存も同期もされません。★1メンバーを止める試験を必ず行ってください。他のサービスグループまで落ちないことを確認してください。パスワード・証明書の鍵は書かず「別紙参照」としてください。

収録内容

全10シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。

前提共通設計
機器・ネットワーク・認証とログ・保守
設定項目(20件)

機種・版数・台数・構成・使う機能・管理アドレス・ホスト名・管理の接続元・収容VLAN・機器のアドレス・共有アドレス・既定ゲートウェイ・管理者アカウント・権限の割り当て・NTPサーバー・転送先・サーバー証明書・★設定の保存・★同期の状態・設定の退避・版の更新・変更の記録

設定値SLB設計
公開する1サービスを1行で。仮想サーバー・サービスグループ・実サーバー
設計ヘルスモニター
★付ける対象で落ちる範囲が変わる。実サーバーに付けると全部に効く
モニター名・項目(25件)

hm_web_http・hm_tcp・hm_icmp・(モニターの種類)・(監視先のページ)・(受信文字列)・(監視の送信元)・(間隔とタイムアウト)・(設定の共有)・(保守で外すとき)・書き方・★モニターを付ける対象で、落ちたときの範囲が変わる。・サービスグループのメンバーに付ければ、そのメンバーだけ。・実サーバーに付けると、その実サーバーを使う全部のサービスグループから外れる。・1つのサーバーで複数のサービスを動かしているときに、まとめて落ちる原因になる。・★モニターの種類は、VIP側ではなく実サーバー側のプロトコルに合わせる。・VIPが443でSSLを終端していても、配下が平文の80ならHTTPにする。・★見に行く先はアプリを通るページにする。・静的ファイルを見ていると、アプリが落ちてもWebサーバーが返すので上がったままになる。・逆に受信文字列が本番の応答と違うと、正常なのに落ちる。・★監視はこの機器のアドレスから出る。サーバー側のアクセス制限に入れる。・忘れると全メンバーが同時に落ちる。「全部落ちた」ときは最初にここを見る。・・同じモニターを複数から使っているなら、1か所直すと全部に効く。共有関係を先に確認する。・・監視項目一覧には「メンバーが落ちたこと」を入れる。・1台落ちても振り分けは続くので、気づかないまま冗長性を失った状態になる。

設計戻りの経路とsourceNAT
★行きは通るが戻りが返らない。★プールは作るだけでは効かない
項目(25件)

戻りの経路・★source NAT(作る)・★source NAT(使う)・★副作用・プールのアドレス数・同じセグメントからの接続・経路の非対称・監視の送信元・ファイアウォールの許可・配下サーバーの受付範囲・書き方・★行きと戻りの両方を図に書いてから設定する。・行きはVIP宛なので必ずこの機器を通る。戻りはサーバーの経路次第で直接返る。・戻りが直接返ると、クライアントは「知らない相手からの応答」として捨てる。・★解き方は2つ。サーバーの既定ゲートウェイをこの機器へ向けるか、source NAT か。・前者はサーバー側の経路を変える必要があり、後者はクライアントIPが追えなくなる。・どちらを採るかを設計として決め、理由を書く。両方入れて済ませない。・★source NAT は「プールを作る」と「仮想ポートで使うと指定する」の2つで1組。・プールを作った時点で満足しやすいが、指定するまで変換されない。・設定は入っているのに変換されていない、という形で出る。・★source NAT を入れたら、元のIPを渡す設定と、・サーバー側でそれをログに出す設定を必ず対で行う。片方だけでは残らない。・・クライアントとサーバーが同じセグメントにある構成を見落とさない。・社内向けのVIPで起きやすく、外からは動いて見えるので試験をすり抜ける。・・通信要件一覧には VIP宛 と 変換後の送信元 の2本を書く。片方だけだと通らない。

設計保存と冗長
★保存するまで未同期のまま。保存忘れは保存も同期も失う
項目(23件)

★設定の保存・★冗長への同期・同期の確認・冗長の仕組み・機器ごとの値・★既存の接続・切り替えの実測・切り戻し・設定の退避・版の更新・書き方・★設定を入れた時点で動くので、保存したつもりになりやすい。・保存していなければ次の再起動で消える。気づくのは障害の最中になる。・★冗長を組んでいると、動作中の設定を変えた時点で「未同期」になる。・保存を実行するまで同期されないので、そのまま切り替わると揃っていない。・「保存を忘れる」=「保存もされず同期もされない」。1つの操作で両方が決まる。・★作業の最後に、保存と同期の状態の両方を確認する。・片方だけ見ても足りない。手順書に2つとも書く。・★冗長は「切り替わること」と「切り替わっても既存接続が続くこと」が別の設定。・無停止を求められているなら、引き継ぎの可否を確認して実測する。・・切り戻しを自動にすると、復旧した瞬間にもう一度切れる。・二度目の断を許容できるかを決めてから設定する。・・機器ごとの値(管理アドレス・識別子)は同期されない。2台分を並べて書く。

確認確認コマンド集
設定が入っているかと、実際に振り分けられるかの確認方法
注意設定時の注意
この機器で実際に起きる失敗と、その回避手順

この型で検査する

記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(パラメータシートの組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。

関連するテンプレート

同じフェーズ(設計)や業界でよく使われている型です。

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基本設計書(方式と方針の型)

「基本設計=方式と方針、詳細設計=具体的な値」の線引きを章構成で体現。設定値はパラメータシートに書き、本書には書かないことで二重管理を防ぎます。

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IPアドレス管理表

セグメントの全アドレスを行に展開する台帳。「空き」が行として見えることで、重複払い出しを防ぎます。★セグメントごとの使用率を数式で出します(80%超で橙、90%超で赤)——IPは足りなくなってから増やせず、/24 を /23 へ広げるにはそのセグメントの全機器のアドレスを変えることになるためです。★ホスト名の重複を自動で検出し、使用中なのに用途・ホスト名が空の行、最終更新から1年以上動いていない行も色で出します。.0(ネットワークアドレス)と .255(ブロードキャスト)も「禁止」の行として残し、なぜ払い出せないかが見えるようにしました。★v3 では「実体(実機/仮想IP/機器のIF)」の列を追加しました。VIP・フローティングIP・ゲートウェイのSVIは★機器一覧に出てこないのにアドレスを消費するので、台帳に載せ忘れると後から同じIPを別の機器へ払い出して本番で衝突します。実機なのに機器IDが空の行は赤、仮想IPは薄紫で区別し、セグメント一覧に「うち仮想IP」の件数も出します(記入例はサーバー10台に対して使用中が14個になります)。払い出し記録シートつき。

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構成図テンプレート(作図ルール+部品集)

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通信要件一覧(FWルール表)

ゾーン定義とゾーン間ポリシーを先に決め、個別ルールをその例外として書くFWルール表。送信元・宛先・サービスが any の行と、有効期限が過ぎた行には自動で色が付きます。★ゾーン間ポリシーに「≠(この区間はFWを通らない)」の記号を持たせてあります。VLAN間ルーティングをコアスイッチで行う構成では社内セグメント同士の通信がFWまで上がってこないため、ここを「×」と書くと止まっているつもりで素通りします。効かないルールの例と、棚卸しでヒット0からそれを見つける流れまで記入例に入れてあります。AD認証の内訳やIPsec・vSphereなど、毎回調べ直しているポート番号を約60件収録済み。FW機種を問わず使えます。

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