介護施設 事業継続計画(BCP)
説明
介護施設の事業継続計画(BCP)。★これまでの近い文書(バックアップ・リストア設計)は「データを守る」話でしたが、介護は違います。守るのは人の生活で、しかも避難できない利用者が居ます。電気が止まっても、水が出なくても、職員が来られなくても、その場でケアが続きます。★核は3枚です。(1)続けること/諦めること … 全部を続けようとすると全部が中途半端になり、職員が先に倒れます。命に関わるケア(食事・水分・排泄・投薬・医療機器)と、そうでないもの(入浴・レクリエーション)を分けます。(2)人の回し方 … 災害で困るのは設備より人です。道路が寸断され、職員自身も被災します。出勤できる人数の段階ごとに、何ができて何を諦めるかを決めておきます。「応援を呼ぶ」は計画ではありません。(3)決める人と備え … 施設長が不在のときに誰が決めるかを、順位で3番目まで名前で書きます。「本部の指示を待つ」は、通信が切れた時点で成り立ちません。★制度(BCP義務化・自治体の指針)の細部には踏み込みません。年度・自治体で変わるため、扱うのは計画の作り方です。
使い方
★何を最後まで続けるかを先に決め、諦めるものも決めて平時のうちに職員へ伝えてください。当日に判断させないでください。★医療機器が要る利用者は名前で把握してください。台数と必要な稼働時間も書いてください。★嚥下の状態に合う食料を備えてください。普通食だけでは食べられない利用者が出ます。水と食料は利用者+職員の人数×日数で計算してください。職員が食べられないと回りません。★備蓄の期限切れが最も多い形です。半年ごとに数え、定期作業カレンダーに入れてください。浸水しない高さで、取りに行ける場所に置いてください。★非常電源の稼働時間は、実際に動かして測ってください。カタログ値で判断すると当日に足りないと分かります。★出勤できる人数の段階ごとに「何を諦めるか」を書いてください。「応援を呼ぶ」ではなく、誰に・どうやって・何時間で来るかを書いてください。★夜勤の人数で回るかを、夜間想定の訓練で年1回確かめてください。災害は夜にも起きます。★決める人を順位で3番目まで、名前で書いてください。役職だけだと不在時に決まりません。★紙の名簿を印刷して備蓄と一緒に置いてください。システムが使えない前提で備えてください。
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(事業継続計画(BCP)の組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
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会議体・連絡体制定義
立ち上げで「週次定例は木曜10時」までは決めるのに、**その会で何を決められるのか**と**決まらなかったらどこへ上げるのか**が書かれないまま進みます。結果、同じ課題が毎週の定例に出続けます。★核は3つ。(1)会議体ごとに「決める人」を書かせる … 出席者を並べただけの表では、誰が決裁できるのか分かりません。決裁者が出ない会は報告会だと明示します。決める人が空の会は赤くなります。(2)決まらなかったときの上げ先を会議体IDで書かせる … 会議体どうしを繋ぎます。最終決定の場は「—」と書きます。ここを空欄にすると、決まらなかった課題の行き先が無くなります。(3)障害時の連絡を別シートにする … 平常時の会議体とは別物です。重要度と時間帯の組で経路を決め、**応答が無かった場合に何分で次へ行くか**まで書きます。★一次連絡先を個人の携帯にしないこと(1人が出ないと止まります)。報告物と提出先のシートもあり、どの文書をどの会にいつまでに出すかを対応させます。ここに出てこない文書は、作っても読まれません。
