電源容量・重量計算表
説明
ラック搭載図がラックの中を見るのに対し、こちらはラックの外側——分電盤・受電・空調・床・搬入経路で足りるかを見ます。機器ごとの定格(W)と実測(W)を両方持ち、実測が無ければ定格で計上します(0にすると集計が過小になり、そのほうが危険なため)。ラック集計では★床荷重(kg/m²)を出します——ラック単体の耐荷重を満たしていても、床の設計荷重を超えることがあり、設置面積で割らないと出てきません。分電盤集計は★片系停止時の使用率を出します。搬入経路は「満載のまま運ぶ」前提で計算するので、機器を降ろして搬入するかどうかがここで決まります。
使い方
定格と実測を両方書いてください。定格だけで積むと2倍近く過大になり、必要のない分電盤の増設まで発注することになります。実測だけで積むと、起動直後・夜間バッチ・PoE最大給電のピークで足りなくなります。力率を必ず入れてください——UPSの容量は VA で書かれているので、W のまま比べると足りているように見えます。★ラック自重を忘れないでください(42Uのラックだけで100〜150kgあります)。機器の合計だけを見て「耐荷重に余裕がある」と判断すると、床の計算がまるごと狂います。★連続使用率は0.8が実務の目安です。ブレーカーは定格いっぱいで連続運転できないので、1.0で計算した設計は夏場や起動時に落ちます。★片系停止時の使用率が100%を超える構成は、電源が二重化されているだけで冗長にはなっていません(片方が落ちたら両方落ちます)。起動時の突入電流は定常の2〜5倍になるので、停電復旧時の起動順序を運用手順書に書いてください。搬入経路は満載のまま運ぶ前提で計算してください。通路やエレベータの床はサーバ室の床より弱いことが多く、これを搬入当日に気づくとその日は何もできません。
収録内容
全7シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。
- 元データ機器別一覧
- 機器ごとの定格・実測・力率・重量。ここだけを直す
- 集計ラック集計
- ラック単位の重量と床荷重。耐荷重と床の許容を検査
- 集計分電盤集計
- ブレーカー単位の負荷。片系停止時も見る
- 設備空調と搬入
- 空調・床・搬入経路・受電。ラックの外側で足りるか
確認項目(8件)
発熱量に対する冷却能力・ラックの床荷重(最大のラック)・搬入経路の床荷重(満載のまま台車で走行)・エレベータの積載・エレベータの内寸(高さ)・通路の最小幅・分電盤の合計に対する受電容量・UPSの容量
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(電源容量・重量計算表の組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(設計)や業界でよく使われている型です。
基本設計書(方式と方針の型)
「基本設計=方式と方針、詳細設計=具体的な値」の線引きを章構成で体現。設定値はパラメータシートに書き、本書には書かないことで二重管理を防ぎます。
IPアドレス管理表
セグメントの全アドレスを行に展開する台帳。「空き」が行として見えることで、重複払い出しを防ぎます。★セグメントごとの使用率を数式で出します(80%超で橙、90%超で赤)——IPは足りなくなってから増やせず、/24 を /23 へ広げるにはそのセグメントの全機器のアドレスを変えることになるためです。★ホスト名の重複を自動で検出し、使用中なのに用途・ホスト名が空の行、最終更新から1年以上動いていない行も色で出します。.0(ネットワークアドレス)と .255(ブロードキャスト)も「禁止」の行として残し、なぜ払い出せないかが見えるようにしました。★v3 では「実体(実機/仮想IP/機器のIF)」の列を追加しました。VIP・フローティングIP・ゲートウェイのSVIは★機器一覧に出てこないのにアドレスを消費するので、台帳に載せ忘れると後から同じIPを別の機器へ払い出して本番で衝突します。実機なのに機器IDが空の行は赤、仮想IPは薄紫で区別し、セグメント一覧に「うち仮想IP」の件数も出します(記入例はサーバー10台に対して使用中が14個になります)。払い出し記録シートつき。
構成図テンプレート(作図ルール+部品集)
雛形・記法ルール・アイコン部品集のセット。新設=赤枠/撤去=グレーアウトなど更改案件の描き分けを標準化します。Visio不要、PPT標準図形のみ。
通信要件一覧(FWルール表)
ゾーン定義とゾーン間ポリシーを先に決め、個別ルールをその例外として書くFWルール表。送信元・宛先・サービスが any の行と、有効期限が過ぎた行には自動で色が付きます。★ゾーン間ポリシーに「≠(この区間はFWを通らない)」の記号を持たせてあります。VLAN間ルーティングをコアスイッチで行う構成では社内セグメント同士の通信がFWまで上がってこないため、ここを「×」と書くと止まっているつもりで素通りします。効かないルールの例と、棚卸しでヒット0からそれを見つける流れまで記入例に入れてあります。AD認証の内訳やIPsec・vSphereなど、毎回調べ直しているポート番号を約60件収録済み。FW機種を問わず使えます。
