バックアップ・リストア設計/手順書
説明
「取れている」ことと「戻せる」ことは別、を構造にした型。設計シートに最終リストア試験日と経過日数を持たせ、1年以上戻していない対象は赤、半年以上は橙になります。保存先を一次・二次の2列にして、同じ装置・同じ拠点にしか無いバックアップを橙で見せます。RPO/RTO・世代・復旧優先度が空だと赤。リストア手順はファイル単体/サーバ全体/データベース/コンフィグの4パターンを展開済みで、試験記録の所要時間がそのままRTOの実測値になります。
使い方
RPOは「どこまで戻せるか(失ってよいデータの量)」、RTOは「いつまでに戻すか(止まってよい時間)」です。決めていないと、障害の最中に議論することになります。保存先は2つ書いてください。一次だけの行は橙になります——同じ装置の故障や拠点の被災に対して効かず、ランサムウェア対策としても書き換えられない場所に1本必要です。増分・差分は、戻すために直近のフルと途中の世代が全部要ります。1本でも欠けると戻せません。復旧優先度を先に決めてください。全部を同時には戻せません。リストアは元の場所ではなく別の場所へ戻してください。本番を上書きする事故がリストア作業で最も多いためです。試験の所要時間は必ず実測を書いてください。見積りのままのRTOは守れません。
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(バックアップ・リストア設計の組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(運用)や業界でよく使われている型です。
監視項目一覧
「重要度」と「一次対応」を必須列にした監視設計。閾値だけ決めて対応が決まっていない監視はアラートの狼少年化を招きます。標準監視項目セット同梱。
アカウント・権限管理表
「今このシステムに誰が入れるのか」を即答できる状態にするための台帳。棚卸しから1年以上経った行、有効期限が切れた行、退職時の扱いが決まっていない行、特権なのにMFAが無い行は自動で赤くなります。パスワードは書かせず保管場所だけを持つ設計です。権限定義(ロール)と棚卸し記録を同梱し、監査で問われる「いつ誰が何件確認したか」まで残せます。
証明書管理台帳
証明書は切れるまで誰も見ないので、台帳側から期限を突きつける形にしないと必ず落ちます。残日数を数式で出し、期限切れ・残30日以内・更新担当が空の行は赤、残90日以内と自己署名のままの行は橙になります。サーバ証明書だけ更新して中間CAの配布を忘れる事故(端末によって出方が変わるので発見が遅れる)を防ぐため、ルート・中間CAと信頼ストアへの配布先を別シートで持ちます。更新作業の予定・実績・検証結果を残す更新記録つき。
ソフトウェア・ライセンス管理表
「何本持っていて何本使っているか」を数式で出すライセンス台帳。割当数は割当一覧から自動集計し(解除日が入った行は除外)、保有数を超えた行は赤、余りが無い行と契約終了まで90日以内の行は橙になります。監査で指摘されるのは過剰割当だけと考えてよく、そこを常に見える状態にするための型です。数え方(物理コア/ソケット/ユーザー/デバイス)はベンダーの製品条項でしか決まらないため、確認すべき観点と出典を残す確認シートを同梱しています。
