検査成績書
説明
検査成績書です。QC工程表が「何をどう管理するか」、作業標準書が「その作業をどうやるか」を決めるのに対して、こちらはそのとおりにやった結果どうだったかを残します。★核は合否だけで終わらせないことです。合否だけの成績書からは、規格の中心からどれだけ寄っているかが読めません。記入例の硬度は5点とも合格ですが、HRC 55〜60 に対して 55.2〜56.1 と全部が下限側に寄っていて、QC工程表の工程能力シートで Cpk が 1.12(目標1.33)に届かない原因がそこにあります。「かたより」を数式で出し、規格の中心から70%以上寄った行は橙にします。★もう一つの核は測定器です。校正の切れた器で測った成績書は無効で、監査で最初に見られるのがここです。管理番号から校正の状態を自動で引き、記入例の表面粗さ計(SR-001)は期限が17日前に切れていて行ごと赤くなります——判定は「合格」と出るのに、です。★特採(特別採用)には承認者と承認日を必ず書かせます。空欄は赤。口頭の特採は記録に残らず、「前も通ったから」で次のロットにも引き継がれます。計量値と合否でシートを分けてあるので、どちらの列も空にならずに読めます。
使い方
★合否だけでなく実測値を必ず残してください。合否だけだと、次のロットで規格を外れる兆しが見えません。工程Noと管理項目は QC工程表・作業標準書と同じ言葉にしてください(工程Noは10刻み)。★測定器の管理番号を必ず書いてください。校正の状態は測定器シートから自動で引きます。校正が切れた器で測った行は、判定が「合格」でも使えません。★測定器を入れ替えても管理番号は変えないでください。番号を変えると、過去の成績書からその器を辿れなくなります。★不適合が1件でも出たら「不適合と処置」に行を起こしてください。数だけ書いて終わらせると原因に手が付きません。特採には承認者と承認日が要ります(空欄は赤)。不適合の数量は「検査成績(合否)」の不適合数と一致させてください。基準日は表紙の「検査の基準日」です。空欄のときは今日の日付で計算します。★n数は QC工程表の検査頻度に合わせ、変えたときはその根拠を備考に残してください。
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(検査成績書の組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(試験)や業界でよく使われている型です。
QC工程表(Excel・工程能力シートつき)
受入から出荷までの工程ごとに、管理項目・規格・管理方法・検査方法・頻度・記録様式・異常時の処置を一覧化します。ISO 9001 は QC工程表の様式を規定していません(記載項目に規定があるのは IATF 16949 のコントロールプランのほうです)。特別特性の識別欄と工程能力シートつき。作業標準書・検査成績書と工程番号で連携します。
試験仕様書 兼 成績書
仕様書と成績書を1ファイルで兼ねるSI定番スタイル。インフラ試験の観点チェックリスト(冗長化・監視発報を含む)を同梱し、試験漏れを構造的に防ぎます。★要件カバレッジのシートで、要件の側から「この要件を確認する試験が0件」を検出します。単体・結合・総合の区分別に集計し、NGの行には不具合IDを書き戻す欄を設けました。
不具合管理表
「おかしい」だけの報告は直せません。再現手順と期待動作を必須の列にして、空欄は赤くなります。期待動作が書けないものは不具合ではなく仕様の確認なので、QA管理表へ回す運用にしました。修正しただけでは閉じられず、再試験の結果が「合格」で初めて完了になります。検出工程を残して工程別に集計するので、受入試験・本番で出た件数がそのまま前工程の試験の足りなさを示します。原因分類ごとに「本来どの工程で防ぐか」を持つ再発防止シートつき。
試験計画書
試験仕様書(1行1試験)を書き始める前に合意しておく計画側の型です。区分ごとの想定項目数と1日あたりの消化数から所要日数を数式で出し、NG想定率から再試験のぶんまで積んで、移行判定日までの余裕(営業日)を自動で出します。余裕が0以下なら赤——その計画では試験が終わる前に判定日が来ます。本番との差異を「その差異で検出できないこと」まで書かせる試験環境シート、抜けやすい観点(冗長化・監視発報・切り戻しの検証)を先に並べる試験観点シート、リードタイムから着手期限を逆算する事前準備シートつき。
