運用引継書
説明
引き継ぎは「説明した」と「受け取った」がずれます。説明した側は終わったつもりで、受けた側は聞いていないと言う。項目ごとに説明日・説明者・受領者・受領日を持ち、両方そろって初めて1項目が完了する形にしました。完了率は数式で出るので「だいたい終わった」で引き渡せません。文書だけでなくアカウント・鍵・媒体・機器・契約書を数えて渡す資産シートと、引継時点の未解決事項を期限と責任者つきで残す残課題シートつき。
使い方
説明日と受領日の両方が入って完了(緑)です。説明だけの行は橙、未実施は赤になります。方法を分けてください——「説明のみ」で済む項目と、受け手が実際に手を動かす必要のある項目は違います。日次作業・バックアップのリストア・夜間当番は、聞いただけでは運用できません。引き渡し資産は数量を書いてください(カード2枚、封筒1通)。数えられる形にしないと渡し忘れが分かりません。申請に日数がかかるもの(入退室権限・回線の名義変更)は引継開始の時点で着手してください。残課題には引継後の担当と期限を必ず書いてください。どちらかが空だと赤くなります——「引き継ぎ済み」と書いた瞬間に、誰の担当でもない課題になるためです。引継元が持ち続ける課題(アカウントの停止など)も書いてください。
収録内容
全6シート。各シートに書いてあることは次のとおりです(ファイルの「目次」シートより)。
- 引継引継項目
- 説明日と受領日で管理。完了率を数式で出す
引継項目(18件)
システム全体の構成・機器の構成と設置場所・ネットワーク構成・日次作業・週次・月次作業・夜間バッチの運用・バックアップとリストア・一次対応の範囲と手順・エスカレーションと連絡体制・過去の障害と対応・アカウントの体系と棚卸し・アカウントの引き渡し・保守契約とライセンス・証明書の更新・文書一式の所在と更新ルール・定期作業(年間)の実施・夜間当番の実地・業務部門との窓口
- 引継引き渡し資産
- 文書・アカウント・鍵・機器・契約書を数えて渡す
- 課題残課題
- 引継時点の未解決事項。期限と責任者つき
この型で検査する
記入済みのファイルをアップロードすると、この型の必須項目(運用引継書の組込みルール)を満たしているか検査します。ファイルは保存されません。
関連するテンプレート
同じフェーズ(納品・完了)や業界でよく使われている型です。
ドキュメント管理台帳(納品物一覧)
文書は作った瞬間から古くなります。更新責任者を必須の列にして、空欄は赤くなります——「みんなで直す」は「誰も直さない」と同じだからです。最終更新日からの経過日数を数式で出し、1年以上更新されていない文書は赤、半年以上は橙。次回見直し日を過ぎた行も赤になります。納品の要否と納品日を分けて持つので、社内文書と納品物を同じ台帳で管理でき、「これは納品するのか」を毎回聞かずに済みます。版数・ファイル名・保管場所・権限の決めごとと、納品・受領記録つき。
完了報告書
「無事完了しました」で終わる報告書が最も多く、そう書かれた瞬間に、残っているものが誰の担当でもなくなります。この型は3つを構造にしました。★プロジェクト計画書で決めた成功基準に1つずつ判定を付ける(照合しないなら計画書に書いた意味がありません)。★計画との差分を期間・費用・スコープの数字で書く(「おおむね計画どおり」は差分を書いていないのと同じ)。★残作業に「誰が・いつまでに・どこで管理するか」の3つを必ず書かせる。振り返りは「続けること/やめること/次に変えること」の3分類で、一般論を書く欄を作っていません。
議事録テンプレート(基本形)
決定事項ファーストの議事録。読み手が最初に知りたい「決まったこと・宿題」を冒頭に置く構成です。定例会・顧客打合せに。
課題管理表
「ボール(今どちらが持っているか)」と滞留日数で塩漬け課題を防ぐ課題管理表。完了条件・起票元の列つき。期限超過と記入漏れの自動色付け・プルダウン設定済み。
